サイバー攻撃を受けたのは7月7日未明。グループの情報ネットワークのサーバや端末が同時多発的な攻撃を受け、大量のファイルが暗号化された。
ニップン単体の財務・販売管理データを保管しているファイルサーバに加え、グループ企業で同じ販売管理システムを使っていた11社と、同じ財務会計システムを利用していた26社にも被害が及んだという。
同社は全サーバを停止し、ネットワークを遮断したが、これにより、全ての社内システムや共有ファイルサーバにアクセスができなくなった。
外部専門家に調査を依頼したところ、(1)被害を受けたシステムすべてで、サーバのボリュームまたはサーバの内部に格納されたファイルの大部分が暗号化され、システムの起動そのものが不可能、(2)サーバの早期復旧に有効な技術的手段が確認できない、(3)データのバックアップを管理しているサーバも同じ状況であり、データの復旧の有効的な手段が「ない」と報告を受けたという。
【次のページ】 さらに、「これほど広範囲に影響を及ぼす事案は例がなく、復
ニップン単体の財務・販売管理データを保管しているファイルサーバに加え、グループ企業で同じ販売管理システムを使っていた11社と、同じ財務会計システムを利用していた26社にも被害が及んだという。
同社は全サーバを停止し、ネットワークを遮断したが、これにより、全ての社内システムや共有ファイルサーバにアクセスができなくなった。
外部専門家に調査を依頼したところ、(1)被害を受けたシステムすべてで、サーバのボリュームまたはサーバの内部に格納されたファイルの大部分が暗号化され、システムの起動そのものが不可能、(2)サーバの早期復旧に有効な技術的手段が確認できない、(3)データのバックアップを管理しているサーバも同じ状況であり、データの復旧の有効的な手段が「ない」と報告を受けたという。
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