北海道旭川市の美容室に侵入し、金品を盗もうとした疑いで39歳の男が逮捕されました。
市内では2023年から同様の被害が70件ほど相次ぎ、警察は男の犯行とみて余罪を追及する方針です。
建造物侵入と窃盗未遂の疑いで2024年2月13日に送検されたのは、住居不定の松本勇介容疑者(39)です。
松本容疑者は先月、旭川市末広2条3丁目の美容室に営業終了後に侵入し、レジなどを物色して金品を盗もうとした疑いが持たれています。
(山﨑記者)「松本容疑者は無施錠だった窓から侵入し、2台のレジを物色したとみられます。レジの中には小銭が入っていましたが、盗まれたものはありませんでした」
正面からの侵入も試みたのか、ドアの鍵が破壊され、修理に数万円がかかったといいます。
(オレンジパフ 篠原美栄子代表)「去年(2023年)から何件も(被害の)話を聞いていたので、とうとううちにも入ったのねって。やっと捕まってよかった」
当時、警報装置が作動し事件が発覚。
調べに対し、松本容疑者は容疑を認めています。
旭川市内では同様の被害が相次いでいます。
これは2023年12月に焼き肉店で撮影された防犯カメラの映像です。
何者かがライトのようなものを持ち、レジ付近を物色する様子が映っています。
警察によりますと、2023年9月ごろから閉店後の店に何者かが侵入し、現金が盗まれる被害が相次いでいます。
盗まれたものがなかったものも含め、被害は70件ほどに上ります。
これらについても犯行の手口や時間帯などが似ていることから、警察は松本容疑者の犯行とみて、余罪を追及する方針です。