🦀 北海道雑談総合

真面目な話。
今から31年前、私は意中の女子にフラれた。送り返されてきた手紙は、当時の女子中学生が書いたとは思えない内容で、表の顔と裏の顔を知ってからは、魂が抜けたようで、人前でわざと元気にしていた。
二学期が始まって10日過ぎた放課後、水飲み場で水を飲んでいると、背後に人の気配を感じて振り返ると、他のクラスにいる友人の女子が立っていた。
『ＸＸさんにフラれたって聞いたけど、本当なの？』
一部の人しか知らない話を、なぜ彼女が知っていたのか？私は全てを話しました。彼女は私の側にギリギリ近づいて向かい合いました。
『大丈夫、あなたには必ず良い人が見つかるわよ。ガンバ、ガンバ』
そう告げると、彼女は顔を真っ赤にしながら走り去りました。
彼女のおかげで気力を取り戻した私は、彼女に御礼を言おうとしました。しかし、邪魔が入ったりして言えず、卒業後に彼女は愛知へと就職し、20才で花嫁となって九州へ行きました。
それ以来、彼女の情報はありません。
彼女が住んでいた自宅は取り壊され、彼女の旧姓が付いたアパートがありました。
時々、彼女の夢を見ます。
１カ月前でした。夢の中で再会した彼女と話し、私が眠りから醒める寸前でした。
『今度会う時は夢の中じゃない！現実の世界で再会しようね』
再会したいですね。
本当に再会したい。
三学期のあの時、彼女に誘われたのに、なんで俺は。

再会したい人、いますか？