🍜 札幌市雑談

膵臓ガン発覚のその年の忘年会で行った温泉街のソープのおばちゃん（推定５５歳）は、かれこれ３０年以上やってるって言ってた。
やはりオマンコは凄い事になってた。しかも上の歯が入れ歯だった。孫もいるんだってさ。
オマンコすっかすかで全然挿入感無いのにトレーシーローズばりの喘ぎ声で、「お兄さん固い！すごく固いよ！当たってるよ！はぁ〜！」
って叫ぶんだけど、全然６分勃ちなわけ。ティンコはどこにも触れてないような感覚。
そうだなぁ〜、例えると３５０ｍｍ缶をくり抜いたのに突っ込んでる感じかな？オマンコなんか全体的に飛び出してて、発情期のサルみたいなワケ。
そんでもって「おっぱい揉んで〜、はぁ〜」とか言ってんだけど、ほぼ棒読み。学芸会のレベル。
で、当然ながら口臭も結構凄いわけよ。ティンコもいい加減にゲンナリしちゃってね〜。
そんな事にはおばちゃんも慣れてるようでね、右手に唾液をたっぷり付けてさ、シゴクんけどさ。
これが逆手なんだ。逆手。シゴクというよりも刃物を突き刺す手つきなわけ。
少しすると唾が乾くでしょ？摩擦で。蒸発して臭いんだ、これが。緑亀の水槽の臭いに近い。
そんでおばちゃんの顔みると、次の唾を口の中で貯めてるわけだ。まだやるかって感じ。
そんな条件なのに、俺のティンコ、また勃ってきてさ。何だろね？自分でもビックリ。
そしたらおばちゃん、大量の唾をティンコにベッタリ塗りたくって。そしてやおらバックスタイルに構えてさ、こう言うわけ

「お尻の方に入れていいよ〜、お兄ちゃんの、少し大きいけど、早く〜ぅん」言っとくけどココまで生だぜ？
で一瞬躊躇してると、おばちゃんテメェの肛門にも唾塗ってるわけ。
で、その指をもう一回自分の口に持ってって唾追加してんの。
今度は指入れて中にも唾塗ってさ。
不思議なもんで、俺のティンコ、ギンギンになっちゃってさ。
肛門に突き刺したよ。メリメリと。
いや、メリメリではなかったな。スポーンって入った。後はガムシャラに腰振って、振って振りまくった。
そんで射精した。中出し。おばちゃんの絶叫聞きながら果てた。
ティンコ抜いたらさ、やっぱ糞がすげえ付着してんだよね。
まだら模様になってんの。で湯気が立ってた。。。
フッ、、

世界は隣に韓国が無い幸せに気が付くべきである。

メシを食い終わった頃

「なあ、俺らさ4-5年前に一度会ってるよね」

疑問系ではなく肯定した感じで話した。

一瞬彼女の顔からいつもの笑顔が消えた様に見えた。

やはり聞くべきではなかったのか、どうする俺？

でも止まらなかった。

「あの雪の夜、おれら会ったよね」

「俺、あの日からずっと気になってた」

「あの日からずっと好きだった」

彼女から消えた笑顔は戻ることはなかった。

涙が見えた瞬間、彼女は立ち上がり店を出て行った。

やはり今更聞くべき事ではなかったんだろうなと後悔した。

聞くべき時に聞かず、聞かなくていい時に聞く。

ボクはまた過ちを犯してしまったのだろうか。


ボクは2日後に入院をした。

彼女の連絡先は聞けてなく、連絡を取るすべもなかった。

あの店に行けばいつでも連絡ができる、そんな風に思っていたから。

入院生活も6ヶ月が過ぎた頃、退院許可が下りた。

但し、5年は黄色信号の期間。

再発は五分五分。

5年が過ぎて何も無ければ一応青信号みたいな感じ。

忘年会のおばちゃんはその後どうなった？

退院して次の日、あの店に行った。

そこには看板もなく、麻雀機テーブルもなく、何もないただの

真っ白い箱になっていた。

その足であのサ店を紹介してくれた人に会いに行った。

仲の良かった？ゆかさんを通して何か聞いてもらおうと。

・・・数ヶ月前、結婚を前提に交際を申し込んだら断られてそれ以来

連絡してないらしい。

『まぁそりゃ連絡できんわな・・・』

そこを強くお願いしてなんとか連絡してもらった。

「みなみちゃんはただのバイトで今はもう何してるかわからない」

だ、そうだ。


あれから数ヶ月、色々と探してみたけどダメだった。

>>54
気持ち悪い〜聞きたくねー

あれから数年が経った。

ボクはまた入院をしていた。

アレが再発したからだ。

今度は黄色から赤信号に変わりかけらしい。

食欲は全くと言っていいほどない。

だから体重は減る一方。

胃の上のほうがやけに痛む。

体中が痛い。

術後の余命は5年。

ボクが犯した過ちの罰なんだろうと、開き直っている。


そして今現在4年が過ぎた。

宣告通りだとあと1年。

現在


今ボクは自宅療養に切り替え、3日に1度の通院をしている。

ボクは抗がん剤などの延命治療を一切していない。

だから今でも普通に歩ける。

髪もフッサフサ！

±1年、残りを寝て過ごすのはまっぴらごめんだ。


つい3日前、通院のために病院へ向かった。

ロビーで時間待ちしようと向かうとそこにニコニコ顔がいた。

相変わらず一人なのにまんまるの瞳にニコニコ顔。

あの笑顔は間違いなく彼女だ。

年月が経ち大人になってもあの笑顔は変わらなままだった。

何年も忘れられず、とても会いたかったはずの彼女。

これはきっと世界中の神仏がくれたボクへの最後のプレゼントだろう。


でもボクは彼女の前には出れなかった。


もう二度と笑顔のない彼女は見たくはないから。

で？忘年会のおばちゃんはどうなった？ご存命か？

ボクはまた過ちを犯したのだろうか


自分のエゴの為だけに声を掛け

話しをするべきだったのだろうか


何が是で何が非なのか

何が善で何が悪なのか

何が喜びで何が悲しみなのか

本当の俺はどれなのか

どれが俺でどれが俺じゃないのか


きっともう俺じゃ判断が出来なくなってきてる


俺にはもう先が無い

だからどんなに苦しんでもいい

だからどんなに辛くてもいい


もう二度と彼女の涙は見たくない

2017/12/11現在までのお話はココまで。

クソみたいなボクの人生を

クソみたいな掲示板に

クソみたいな方々が見れるように

クソほど長く残しておきます

>>0
なんとなくぼぉーっと全部読みました
これがフィクションでもノンフィクションでも構いませんが
なぜニコニコ顔さんは泣いたのでしょうか？
心当たりは全く無いのですか？
そこに全てのカギがあると思いました

>>62
返信をする事は想定してませんでしたが
ボクは男なので御指摘の　なぜ　の答えは判りません
もしそこに鍵があるのならば
その鍵を開けてみたい気持ちと開けないでいたい気持ちが
半々です。

後悔したまま逝きたくないなら声かけたらどうよ

64さんの言う通りだと思います
それにあなたは何も過ちを犯してはいないと思いました
涙の訳はニコニコ顔さんにしかわからないけど何とも思っていない人相手に涙は流さないと思います
良い方に転がるか悪い方に転がるかは動いてからわかること
動かなくては何もはじまりませんよ

ニコニコ顔さんも同じ気持ちだったのでは？
過去の事を自分からは言い出せない
相手（Cさん）が覚えているかわからなく言い出せない
そうして聞かれた→嬉しかった→涙→立ち去る（ここはよくわかんない）

ねーいつ死ぬのー？

ケツやられた
痛いわ

俺も初ケツの時は痛かった

読み応えがありました。
ただ少し読み手を小馬鹿にしたような
書きなぐりが気にさわり問題を孕みます。
過去の過ちは気にすれば気にするほど
自身の肉体を蝕むことになり
未来を拘束することにもなるでしょう。
そして気になる方の涙の真意は
なかなか一言で片付けられることではなく
幾重にも絡みながら謎が徐々に
明かされて行くものだと思います。
できれば作品の完結も
読ませていただけると
心から嬉しく思います。

>64→>70の方、なんだか色々と有難うございます。

>>64　ボクだけの事を考えるとそれが正論なんでしょうね。

>>65　ボクにとって良い方に転じる展開は、結果的には彼女を
　　　　哀しませる結果にはならないでしょうか？
　　　　また、ボクにとって悪い方に転じる展開は、彼女に迷惑をかける事に
　　　　なってしまうのではないかと思っています。

>>66　もしそうだったとしたらボクは相手の気持ちを読み取れない
　　　　まだまだ未熟な大人だったのでしょうね。

>>67　後一年前後だと思います。

>>68　そっちの経験はないので・・・まだまだ大人として未熟でした。

>>69　上に同じってことで。

>>70　確かに、悩み･ストレスは厳禁と言われていますが、生きてる限り
　　　　それらを排除する事は難しいと思っています。
　　　　謎を解くか解かないか、その鍵はボクが握っている事は判って
　　　　いるのですが・・・ね。
　　　　以降は何か展開があればってことで。

先日の事、土曜の午前中ですが病院へ行って来ました。

症状は平行線だそうで、安心してる場合ではないのですが

とりあえずは一安心です。

その日の事です。

名前を呼ばれ診察室へ入ると担当医がボクを見ながらニヤニヤしている。

問診が始まる前にニヤニヤした担当医から一通の封筒を渡された。

水色で花柄を模した可愛い封筒だった。

『なんだこれは？』

ボクの担当医は女医さんなので

『まさか？　んな訳あるわけねーよな？』

とか色々な妄想をしながら封筒を見ると、開封されている。

宛名に横書きで小さいけど綺麗な文字でボクのフルネーム。

裏を見ると　みなみ　の文字。

頭の中は真っ白になり廃人の様な状態になってました。

どうやって担当医に渡ったのか？　ボクも不思議です。

担当医が淡々と何かを言っていたけど頭にはほぼ入ってませんでした。

・2-3日前に受付に来てかなり揉めていた

・事務局のエライさんが出てきて1時間以上揉めてた

・結果、ボク本人には直接渡す行為は病院として受け付けられないので
　担当医に託し、内容を確認した上で判断する
　ただし、本人に届くかどうかは責任は持てないし、二度とこういった行為は
　受け付けない

実際はもっと詳細に話をしてくれていたと思うが、うろ覚えである。

『たいへんね』

とニヤニヤした顔で封筒を手渡してきた女医の顔だけは

今でもハッキリと覚えている。

それをカバンに入れ、問診が始まった。

五流作家

寝ろ

「食欲は？」

「あんまりないけど食べてる」

「よろしい、ちゃんと寝てる？」

「それなりに」

「よろしい、アルコールは？」

「のんでない」

「大変よろしい、じゃあタバコは？」

「いいえ」

メモ？を取っているペンの動きが止まった。

「よろしくないねーウソはダメよ」

『え、ヤバイばれてる？』

「何十年医者やってると思っているの、ニオイするわよ」

「・・・吸ってます」

「正直でよろしい、でもよろしくないので止めようねー」

「死ぬまでには止めるって（笑）」

そしてまたペンが動き出した。

いつも問診はこんな風にフレンドリーな感じ。

病院を出てすぐタバコに火を点けた。

他の用事を済ませて夕方に帰宅。

机の上にはカバンから取り出した水色の開封された

封筒と赤いＬＡＲＫ

吸い始めた当時はソフトケースの85mm今はハードBOXの100mm

箱と長さこそ変わったが学生時代から一貫してこの銘柄だ。

なかなか止められません。

机の上に置いた封筒の中には白い便箋が見え、持った感じと厚み的に

1枚なのは感じ取れた。

便箋を取り出し、それを読む勇気が湧かない。

同時に疑問が頭を駆け巡っている。

『どうやって病院を知ったか』

知る術は無いはずだ。

『その前に何故通院をしている事を知っているのか』

それも知る術は無いはずだ。

『誰かが教えたのか』

ボクと彼女と接点を持っている第三者は・・・誰だ？

よくよく考えると彼女の事を知っているのは1人しか居ない。

一緒に北海道へ来て、今は運ちゃんをしている問題児のＢくんだ。

だが、問題児なのは間違いないがボクに断りも無く彼女に色々と

教えるとは思えない。

『病院にまで来たって事は、どこまでボクの状況を把握しているのか』

考えれば考えるほど頭の中は謎に包まれていった。

で？忘年会のおばちゃんはどうなった？

数分後ボクはＢくんに電話をかけた。

「あ、俺、今大丈夫か？」

「ええで」

「今どこおるん？」

「日勝のローソンで寝てたわ」

「夜戻りか、お疲れさん、きーつけや」

「んで、なんや？」

「あぁ、あのな・・・・・・・・・・・・お前・・・・ゆうた？」

「ああ、ゆうたゆうた適当にゆーたわ」

『何の事かわかってんのか？』

「なにゆーた？」

「てきとーにや、病院となんちゅーんやあれ、通ってる科ってやつや」

『ゆーとるやないけ！　科？　消化器内科てことか？』

さすが問題児、ある意味裏切らない存在だ。

「あんなー、こないだ江別のローソンで偶然におうたんよ」

『またローソンかよ』

「したっけさあんな顔されて聞かれたら言わなしゃーないやろ」

「それによー仕事中に1時間近くも攻められたらゆーしかないやろ（笑）」

Ｂくんとの会話は関西弁と北海道弁が入り混じってるのが常だ。

「そーか･･･」

「お前さ、まだ忘れられへんのやろ？」

「・・・・あぁ」

「あのな一回ちゃんとゆわなアカンと思っててんけどな

お前もーそろそろ人の事考えんのやめれよ」

「そろそろ死ぬんやろ（笑）」

それを包まず言われると笑うしかないが、そろそろではないと思う。

「限られた時間しかないんやさかい人のこと考えんと自分の

やりたい事やれよなー」

「あとなーそろそろ死ぬとはゆーてへんけど、なんちゃらガンやってゆうたで」

『おい、そのソロソロってのは止めろよ（笑）』

「あとなーお前手紙もろたやろ、せやからこの電話してきたんやろ？」

『なんでしってんねん！』

何か悪い予感がした。

「それなーおれが知恵つけといたわ（笑）」

「直接連絡取る方法はお前に許可貰わんと言われへんちゅうて、病院と

なんちゃら科教えてさ、手紙持ってって受付で騒げってな（笑）」

「あの子まじでやったんか、やるやないか」

と、寝起きとは思えないテンションで問題児は笑っていた。

それを実行した彼女は1ｈで問題児に洗脳されてしまったのだろうか。

「せやさかいまーあれや、死ぬまでは頑張れや」

「いや、寝てるところ悪かったな、とりあえず判ったし帰ったらうちよってけや」

「おー、明日の夕方いくわー」

「じゃあな」


これで大半の謎は解けた。

全ては問題児Ｂくんのお節介（？）で事が進んでいた。

でも内心は彼女との接点ができた事に大きく感謝をしていた。


キッチンでコーヒーを入れイスに戻りタバコに火を点けた。


『これを吸い終わったら読もう』


タバコを消して封筒を手に取り、１枚の真っ白な便箋を取り出し

大きく深呼吸をしながら二つ折りになった便箋を開いた。


宛名と同じく小さいけれど綺麗な文字。

中央に２行で書かれた文字。


学生時代に恋人を事故で喪った時も

親父が亡くなった時も

離婚をした時も

膵臓がんを告げられた時も

術後再発し余命を宣告をされた時も

一粒も出る事がなかった涙が

両眼から溢れ出た。

夜８時を過ぎた頃、普段運転は控えていたのだが車を走らせ

水色の封筒を握り締めてボクはあのローソンに居た。

今すぐ逢いたい・話したい・謝りたい、そんな気持ちを抑えられなくて

探そうと思ったが全くアテがなかった。

でも何故か自然とあのローソンに向かって走っていた。

コーヒーを買いトイレを借りてまたコーヒーを買う、何度か繰り返した時には

店員も変わり夜中の３時をまわっていた。

まだ真っ暗な外はあの時の夜と同じ、大粒の雪が降っていた。

結局朝９時まで居て自宅へ引き返した。

ちょっと無理をしたかな、体が痛い。

ベットに横たわるとそのまま眠った様だ。

何時間経ったのだろう、携帯の音で眼が覚めた。

「あーオレ、あと３分で着くけどなんかいるかー？」

「どこにおるん？」

「ローソンやけど」

『またローソンかよ、ホント好きだな』

時計を見ると９時を過ぎていた。

「コーヒーとタバコ、うちいま何も無いから適当にお前の分も」

『タバコ更々止める気は無い・・・』

「わかった、カギ開けといてやー」

数分後、ドタバタしながら彼が４つの袋を持って部屋にやってきた。

オレはタバコとコーヒー、４つの袋の中身はBくんの分だろうが一体何を

買って来たのやら、と言うより何時間居るつもりなんだろう・・・

「寝てたんかー？調子悪いんか？」

そう言いながら勝手知ったる何とやらで、居間に行きテーブルの上に

４つの袋をひっくり返す様にぶちまけている。

酒、袋菓子、惣菜、食パン？、タバコ、ドラ焼き？、コーヒー、アイス

牛乳？、駄菓子、週刊誌、彼は何日居るつもりなんだろう・・・

それにしてもガサツだ・・・今も何も変わっていない。

でもボクはコイツと居ると何故か少し安心できる。

Bくんはビールを旨そうに飲みながら食パンを食べだした。

色々と突っ込みどころがある。

車で来てるよな、それは今日お泊りアピールなのか？

ビールと生食パンは合わないだろ？

ボクはタバコをくわえた。

「おまえそろそろ止めたらー？オレ止めたぞ」

と言いながらアイコスを吸いながら言っている・・・

4本目のビールを飲んでいるBくんがニヤニヤしながら一言。

「例の手紙みせろや」

個人宛の手紙を許可無く見せるのは良いとは思わないが

ボクは素直に部屋へ取りに行った。

手紙を読んだBくんは笑いながら

「へぇーシンプルやな」

ここでちょっと嫌な予感が頭を過ぎる

病院などを教えたのはコイツ、知恵入れて病院へ仕向けたのもコイツ

まさか文面もコイツの指示なのか？

「でもあれやなストレートでええんちゃうん、わかりやすいわ」

確かに、シンプルでストレート、簡潔で判り易い内容だった。

「で、おまえどうするん」

「あぁ・・・きのうの夜ずっと探しに出てたわ」

「どこいった？」

「江別のローソン、今朝まで居た」

「うひゃひゃひゃひゃひゃ」

文字に起すとこんな感じの笑いだった。

「おまえあほやろーそんな確率なんぱーやねん」

まだ笑っている。

「わからんでもないけどやなー、マジであほやろ」

まだ笑っている。


ずっと好きだったよ

　　　　　　　　あいたい


小さくて綺麗な文字で書かれた二行をボクはずっと眺めていた。

「なぁー、んな事なんでオレにすぐ聞かへんねん」

「おれ連絡先知ってるでー」

笑いながらソーセージをくわえてそう言い放った。


『コイツ俺が死ぬまでにブッ殺す！』


と心に誓った。

深夜1時を過ぎていた。

彼は1回電話をかけに外に出ただけでずっと飲んでいる。

顔がニヤニヤとしていたのが気になったがあえて聞かなかった。

やはり泊まる気は満々なのであろう。

ボクは駄菓子を食べながら

『これ以上コイツの術中に嵌るのは癪だ、今連絡先を聞いても

もうこの時間だし何も出来ない、明日聞こう』　と思っていた。

2時を過ぎた頃

「お、もう2時まわったか、2時半過ぎに迎えくるからカギ開けといて」

『お？迎えか？　嫁か、さっきの電話はそれか』

「帰るんか？　トレーラーどうすんねん？」

「帰るなんて一言もゆーてへんやろ（笑）」

「やる事もねーのにそんなに帰したいのかよ（笑）」

『迎えくるからってゆうたやないけ！』

『それにこんな深夜にやる事がある人の方が少ないだろ！』

彼はまだ旨そうにビールを飲み食パンを食べていた。

2時半を過ぎた頃、彼はビール7本と食パンを一斤食べ尽くしていた。

インターホンが鳴り玄関へ向かい覗き穴から覗くと誰も居ない、でも

誰かが居る気配がしていた。

「ゆかちゃん（Ｂくんの嫁の名前）久しぶりやなあー」

と言いながら玄関ドアを開けた。


「ゆかちゃんじゃないけど・・・本当にお久しぶりです」


ボクは全身から力が抜け行くのがわかった。

パーカーの頭に積もった雪を払っている、真ん丸い眼をしたニコニコ顔が

そこに立ち真っ直ぐボクを見ていた。

ボクは真ん丸い眼を見たまま動けなかった。

言葉も出なかった。

次第に真ん丸い眼から大粒の涙が零れ出てきた。

それでもボクは言葉も出ず、動く事さえできなかった。
　
「おい寒いやないけ、いつまで開けてんねん、はよ閉めろやー」

ボクはその声で正気に戻った。

やっとの思いで

「ひさしぶりやね、寒かったやろ、はいり」

気の利いた言葉の一つも出ず、これが精一杯だった。

居間に案内しソファーに座り、ボクの正面に彼女は座った。

横で寝転びながらＢくんが

「悪かったな、はいタクシー代」

と言いながら渡していた。

「オマエさーオレにちゃんと感謝しろよー（笑）」

『スマン！　今はそれどころではない！』

そして沈黙。

「オレここで寝るからオマエらあっち行って話せよ」

『感謝はするが、態度が横柄過ぎるだろ！』

と思いつつも二人になるきっかけをくれた事には感謝した。

寝室兼仕事部屋に二人で移動した。

部屋には仕事用のイスが一つしかなった。

ボクはベットに腰掛け、向き合う形で彼女はイスに座った。

何を話していいのかわからない。

何から話していいかわからない。

何分も沈黙が続いた。

「手紙読んだ・・・ありがと」

彼女は頷くだけ。

「俺、謝らなアカンね、ゴメン」

「いつもさ、言う時に言えなくって・・・最後メシ食った時も・・・

聞かないでいい時に・・・聞いたりして・・・泣かしちゃったしね・・・

本当にゴメンね」

彼女は下を向いたまま首を横に振った。

「ちがうの、あの時は・・・」

彼女が俯きながら話しを始めた。

「あの時は・・・嬉しかったの」

「覚えてくれたんだと分かったら嬉しかったの」

「初めて会った日、帰るまで名前も聞かれなかったし連絡先も

聞かれなかった。　いい人ぽいなって思ってたけど・・・

あの日限りなんだと思ってたの」

「でも何日か過ぎても気になってたんだよね。　気付いたら何年も気に

なってたんだよ」

まだ続きそうなのでボクは黙って聞いている。

「白石の喫茶店に来た時はすっごくびっくりしたんだよ、ゴハンを運んだ時

お水吹いたでしょ、え？覚えてるのかな？と思ったけど何も言われなかった

から覚えてないんだろうなって思って私も何も言わなかったんだよ」

「その頃、私やっぱり好きなんだって思ったの。　でも自分からあの日

の事は言い辛いし、間違ってたら恥ずかしいし・・・」

「だから毎回毎回来たら前に座ってお話して・・・思い出してくれないかな

って思ってた」

「遊んでる時もずっとそう思ってた、いつか思い出してくれたら・・・

好きって言おうと思ってたの」

「そしてあの日、私に言ったよね」

「4-5年前に一度会ってるよね、あの日からずっと好きだったって」

「あの日の事覚えてたんだ、私の事分かってたんだって思ったら

嬉しいのと恥ずかしいのと・・・どうしていいかわからなくなって涙でて

きちゃって・・・お店でていっちゃったんだ・・・」

「いつもいつもニコニコした顔が良いねって言ってたから・・・」

あとは問題児Ｂくんの言ってる事と同じだった。

先日偶然コンビニで会って〜〜問い詰めて〜〜病院で騒いで〜

「コンビニで会った時、Ｃくんが何年もずっと私の事探してる事とか

病気の事とか色々聞いたの」

「どうしても今すぐ会いたいって言っても教えてくれないし・・・

その手紙になったの」

と言いながら彼女はボクが持ってる手紙を指差しながら言った。

「さっき、今から言う住所まで来い、Ｃの家やでってＢくんから電話がきて

急いで用意して・・・今・・・きました」

全てを言い尽くしたかのような彼女はまた泣き出した。

「もういいよわかったよ、何も知らないで色々と辛い思いさせたボクが

悪かったんだよ、ごめんね」

「あれから何年も経ったけどずっと探してた、ずっと会いたかった

ずっとニコニコした顔が見たかった・・・

俺、今でもみなみちゃんの事、大好きだよ」


彼女はイスから崩れ落ちるかの様にボクに抱きついてたので

その勢いでベットに仰向けになった。

彼女はさらに激しく泣いていた。

貴方は常に過ちを犯している

>>85
そうですね、ボクもそれはわかっています（色々な意味でね）

>>86
ちみはまた間違いを犯した

>>87
そうですね、人としてまだまだ未熟ですね

>>88
未熟ならこんな所に書き込んでいないで行動しなさい

で？忘年会のオバさんはどうなった？

>>89
もう熟すには時間が足りないし、時には熟さないままの方が良い時も・・・

>>90
忘年会のオバさんの続き、『フッ、、』の後がボクも気になります！

オバさんとセックスしたのか？

その間ボクは何も言わず頭を撫で、髪を撫でずっと抱きしめていた。

彼女が店から出て行った日からボクは悩み苦しんだ。

彼女も同じだったのだろうか？

そうだとしたら苦しみを全てを出し切るまでこのまま黙っていようと思った。


彼女が泣き止むまで数十分掛かった。

顔を上げた彼女の表情はスッキリしたのか落ち着いていて、少し無理をして

いる感があるニコニコ顔だった。

その後は彼女に部屋着を貸し、着替えた彼女とベットに寝転び向き合って

外が明るくなるまで色々と話しをした。

出会った時は17歳だった事。

ボクが車で走ってるのを2回見かけた事。

喫茶店で『早く思い出せよバカ！』と思われていた事。

ご飯を食べに行ったり遊びに行ったりしていた時、いつもボクが何かを

言いたそう、何かを聞きたそうにしていたのがバレていた事。

いつあの時の事を聞かれるかドキドキしていた事。

あの日、店を出てから30分位して店に戻っていた事。

Ｂくんに洗脳されながら説教されていた事。


そして・・・ボクの病気の事。

夜が明けたまでは記憶があったけどそのまま話しをしながら2人とも寝ていた。

昼過ぎにBくんが帰ると言って起され、鍵を閉めに行ってまた寝た。

夕方彼女をあのローソンまで送った。



ボクの病気の事は、この時点では病名しか言ってませんでした。

余命宣告が5年で既に4年が経過している事は言えなかった。



現在は先日年内最後の検査に行ってきました。

前回の検査までは『黄色から赤信号になりかけ』が『黄色信号維持』だそうで

余命宣告の余命が延び（？）ました。

『青信号』になる事は無いけど、このまま『黄色維持』が出来れば2倍3倍も

望めるそうです。

検査に行った日の夜に全てを彼女に話しました。



今現在は、全てを話した後も納得をして一緒に居てくれています。

>>92
オバさんが彼女の事を指しているのなら、会った数日後にしました（笑）

おばさんの名前は

草杉股子さんですか?
股倉黒子さんですか?

いいえ

ミドリガメ子さんですよ

ああ
そうなんですか・・

そりゃどーも　どーも・・・