河井夫妻などについて捜査をさせたくない首相官邸は昨年末、官邸に近い『黒川弘務前東京高検検事長』を検事総長に据えるため、法務事務次官を通じて稲田氏に退任を求めましたが、拒否されたことから、官邸側は1月31日、黒川氏の定年延長を強引に閣議決定したのです。
このため東京地検特捜部を本格投入すれば、上級庁の東京高検トップを務める黒川氏が決裁ラインに入り、捜査を『邪魔』されてしまいかねないので、最高検主導で広島高検傘下の広島地検を、動かしていたのです。
言うなれば『黒川外し』です。
3月に入ってからは、広島地検に応援の形で東京地検特捜部の検事を投入。
3月3日には、議員会館の事務所の捜索に乗り出しました。
国会会期中には国会議員は逮捕されないという不逮捕特権の『例外』である逮捕許諾請求も一時は検討していたようですが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、逮捕許諾手続きで国会審議を停滞させることはできないと判断。
5月に週刊文春の賭けマージャン報道で黒川氏が辞職したことで、特捜部が主体的に動けるようになり、会期終了直後の逮捕となったのです。
「どうせ世論はそのうち忘れるから、気にすることない」
【
安倍さんから・・・
】