📖 創作･携帯小説

登場人物

榎本　緋月　＊＊えのもと　ひづき＊＊
主人公！男です＾＾
柘榴の彼氏＞＜

朝川　柘榴　＋＋あさがわ　ざくろ＊＊
緋月の彼女！
この彼女が、要注意人物・・・(？)ＷＷ

でっす！

どんどん増えていくとおもうので、
よろしくです！！

中学三年生のスタート。
新しく赴任してくる先生、クラスの担任、友達が気になる中、
俺が一番気にしていること。
それは———・・・。

柘榴のことである。
柘榴とは、中一の頃から付き合っている俺の彼女のこと。
去年は隣のクラスで、話すことも少なかったし、
会うのも時々になってしまっていたからである。

「・・・うしっ」

俺は、気を引き締めて、家から出た。
親は両親共働きで、朝早くから出勤している。

今年こそ、柘榴と同じクラスになりますように———・・・

強く願った。


その思いが届いたのか、俺のクラス、３−４のクラス表の
中には、柘榴の名前がしっかり書かれていた。

「おい、緋月！お前柘榴とクラス一緒じゃん！やったな！
　ちなみに俺とも一緒だぜ」
「おう、おう！やったぜぇぇぇぇ！！持田、今年も仲良く
　やってこうぜ」
「おう！」

やったぜぇぇぇぇぇっ・・・・

柘榴は成績優秀で、元気で明るくて、
俺とすげぇ話も合うし、最高の彼女だ。
今年も、柘榴と楽しく話せるんだ・・・。
そう思うと、早く柘榴とこの喜びを分かち合いたくて、
どきどきどきどきしていた。

コツ・・・

靴の音。

「あ・・・４組か」

この声は・・・

「柘榴・・・」

黒い髪が、風になびいていた。
今日は、ポニーテールじゃないのか。
いやっ、どっちにしろ可愛い！！

「同じクラスだぜ！！やったな！」
「・・・最悪、って言ったらどうする？」
「・・・はァ？」

何か柘榴、どうしたんだよ？
俺が想像してたのは、もっと、こう・・・
キャーキャー騒いでる柘榴だったんだけど。

「そ、そりゃあ落ちこむっしょ」
「・・・ふーん？緋月、そんなに私と同じクラスに
　なりたかったんだね」
「えっ！？何で、柘榴は・・・」
「しーらない」

柘榴はそういうと、教室に向かって歩き出した。

・・・何なんだよ、柘榴！
あいつ、あんな性格だったっけ・・・

柘榴、俺とクラス離れてる間に、キャラ変わってませんか？
あのままの柘榴だと・・・

『アンタみたいな奴、嫌いよ！私と同じクラスになりたい
　なんて、きもーい！バッカじゃなーい？？』

イーーーーーやーーーーーーーだーーーーーー！
それだけは絶対ムリ！！

って、何の妄想だよ！
そんな事有り得ねぇって！
あの可愛い可愛い柘榴が・・・。

俺が落ち込んでいると、持田が話しかけてきた。

「おい、今日放課後あいてるか？緋月」
「・・・放課後？別に、空いてるけど何で？」
「あぁ、新３年全員で集まろうだってよ〜。
　多分、進級したからなんか祝うんじゃね」
「全員って、この学年１クラス３０名で４クラスだから・・・
　結構いるぞ！？ドコの店で！？」
「まぁ１２０人近くいるんだけど、そこは大丈夫！
　元１年のクラスで分けるんだってよ」
「一年って、何で？」
「そこはさぁ、皆お前に合わせてやってるんだぞ？
　お前が柘榴ちゃんと同じクラスだったから」

マジで！？
ラッキー！感謝感謝・・・

「やったぜ！どこで？」
「学校の近くにミントっていうカラオケあんじゃん？
　そこで俺たちのクラスは集まるって」
「おう、分かった」

っしゃーーー・・・
柘榴と話せる！

でも、喜んでられるのは今だけだって事を、
俺が知るわけもない・・・

・・・
・・き・・・
ひ・・・き・・・・・

「緋月！！！何回も呼ばすな！」
「・・・持田じゃん。ゴメン」
「ほら、行くぞ」

あっという間に、放課後か———・・・。

「何か、俺、今日無理っぽいな」
「は？用事できたのか」
「いや、何かさ・・・」
「ん？」
「・・・・・・寒ぃ！だりぃ！腹いてぇ！」
「風邪の前触れじゃね？でも・・・お前、今日は」

今日は柘榴ちゃんとゆっくり話せるのに、と、
眉を下げる。

「俺も行きたいけどよ。今日はパス」
「あぁ、伝えとくよ。お大事にな」
「ありがとうな」

持田と話し終わると、一気に寒気がした。

「さ・・・さみぃ」

今日はさっさと帰るか。

「ぜー・・・ぜぇ・・・ぜーっ」
母さんも父さんも居ないのに・・・っ
３９℃って終わった！

スポーツドリンクのボトルに、口をくけながら思ったこと。

「柘榴と話してぇ〜〜・・・」

ぴろりん♪
『別に、アンタのためにメール来た事
　知らせてるんじゃないからッ』

俺がひそかに好きなツンデレ女子の声。
メールの着信音。

「誰だよ・・・まさかっ」

おれはベッドから飛び起きた。
柘榴じゃ・・・！！

『持田君から話訊いたよ！私、演技してみただけなの！
　今日のカラオケでネタばらししようと思ってて・・・
　熱出しちゃうなんてッ。今日は私が看病———』

「うぉぉぉぉ！そうきちゃ俺の熱余計上がっちゃうぜぇ！！」

これも、おれの癖なのかもしれない・・・
妄想が、超暴走してしまう・・・

「って、持田か」

【今からお前の家に柘榴ちゃん来るから！】

え・・・

えぇぇぇぇぇぇ！！！？？

な・・・何だって！？
持田！？？！

お前・・・そんなイキナリっ・・・！
まだ心の準備がっ———・・・。
ぴりりり
家電・・・？
「もしもーし？今日父さんと母さん夜中にしか帰ってこないぞー」
「ちょ・・・待ってくれ！俺、熱・・・」
「あははは。そんなに寂しいのか。大丈夫だよ。
　帰ってくるさ」

つーつーつー

なんて親だ！あんまりだ！熱が出ていることをジョークだと
思うなんて！！

ぴーんぽーん・・・

チャイムが鳴った。
・・・待てよ・・・柘榴だよな！！早過ぎないか？
部屋とかめっちゃ、汚いし・・・

がちゃっ・・・

「・・・熱、出たんだって？」

やっぱり柘榴だった。

「・・・悪い、でも俺大丈夫・・・」

がちゃん！
どたどたどた・・・
柘榴は、強引に家に入ってきた。

ブーツ、脱ぎっぱなし・・・
それにしても今日の柘榴、可愛いな・・・

「ほら、私がご飯・・・って、何して・・・」

俺は無意識のうちに、柘榴を抱きしめていた。

「・・・ざくろ〜〜っ」
「きゃっ・・・何！？別にっ、アンタのためにここに
　来た訳じゃないんだからッ！持田君が行けっていったのよ！」

———・・・やっぱり。
何か、前の柘榴とは違うんだ。
前の柘榴なら、もっと顔を赤らめて黙っていたはず。

いつからこんな、ツンデレちゃんになったんだ・・・
まさか、持田が俺の趣味をばらして、
だから柘榴もツンデレを意識して・・・？

それはいくらなんでもな。


考えていたうちに、俺は眠りについていた。

ばしぃーんッ！！！

「ってぇー・・・」

頭叩かれておきるなんて、最悪の目覚めじゃん。
・・・て、俺いつから眠ってた！？

柘榴が家に来て・・・それで・・・
何だっけ？

俺、何をしてたんだ？


———・・・
まさか、そのまま寝ちゃった？
嘘だろ？俺、柘榴に家事やらせっぱなしで・・・
最低じゃねーーーーーか！！！

俺は、すぐさまケータイを探そうとした。
いつもケータイを置いてある、勉強机の上・・・

無い！
何でだ！？何で無いんだ！？

「何一人で慌ててんのよ？」

は？
今の声って

「ざ、柘榴！？何で・・・」
「何で・・・じゃないでしょ？もう」

はぁ？
何でまだここに柘榴が・・・

上手いですねっ！
ガンバってください♪

こんちは！
来るの遅れてゴメン
ざ、柘榴さん……????????
ツンデレキタ———(゜∀゜）—————————え？違う？
ガンバレ!!
今も昔もこれからも応援してるよん♪ｗ

アリスｓ＞はじめましてかな？あ、もしや私があなたさまの
小説を見に行きましたね！！ありがとうございます！
上手なんてとんでもないｗｗ
頑張りまあス！！

朝美＞＞いやいや、早いほうだよ！
最近わたしの小説人気ねぇーーーー
あきらめないように頑張るから、誰かこいや！！ｗｗ
ツンデレすきかぁ？？
私が大×∞好きだからｗｗｗｗｗｗ
頑張るね＾＾
今も昔もこれからもって・・・
なんて嬉しい！！
私も朝美のこと、今も昔もこれからも応援してるよ！！

う、上手すぎる・・・
ヤバイぜ
男の子目線って新鮮〜
頑張れっ

美咲ぃーーー！
待ってたよ！上手いって・・・ぜんぜんへた！
うん、男の子目線やったことないからやってみたくて！
がんばるよ！！

頑張って
うちも新スレつくるからぁ

珪小説じょうずだねーー
更新楽しみにしてるよー

美咲＞＞新スレに顔出しといたよー＾＾
美咲も頑張ってね！！

はる＞＞おっす！何か棒読みっぽいのは気のせい？ｗｗ
じょーずとかありがと！嬉しい！
更新頑張るね！！

「柘榴・・・お前、何でまだ・・・」

ばっしいーん！

「ってぇー２回目！」
柘榴ぉぉ！いつからそんな凶暴ツンデレ女になったんだぁぁ！？？

「ばかじゃない？！緋月のお母さんとお父さんが帰ってきたから
　帰ろうとしたら引き止められて、『いいですいいですいつまでも
　居てどうぞ〜〜』なんて言ってどっか行っちゃったのっ」

「どっかて・・・ドコに？」
「知らないわよッ！どうしていいのかわかんなかったから」
「・・・わざわざ、居てくれたワケ？」

俺がそういうと、柘榴は顔を赤らめた。

「別に、緋月のためなんかじゃない！！」

やっぱ、何か違うなぁ・・・
ずっとこんなんだと、俺も調子狂うんですけど？

「なんか柘榴、変わったよな」
「え？」
「ほら、前となんか違うんだけど・・・気のせい？」

心の中の俺は気のせいなんかじゃないって思ったけど、
あえて訊いてみる。

「・・・友達が変わったからかな」
「は？友達？」
「・・・ホラ、仲良しだった友達が皆クラス別だったの」
「・・・そう、か」
そういった柘榴は悲しそうに見えた。
俺の気にしすぎか、って思ったけど、
後から俺は、あまりにも酷い真実を知る———・・・

「・・・あ、じゃあ、もう私帰るね。熱も下がってるし」
「・・・おう、月曜日な！」
「———・・・うん」

と、柘榴はそのまま帰ったわけだけど。
俺、気づいた事があるんだよなぁ・・・

柘榴の仲良しな友達がクラスはなれたのは事実。
でも、去年に柘榴が大人数で行動してるのは、
見た事がない。

つまり、二年のときに新しい友達なんて、
アイツ、居なかったんじゃないのか？

つまり

・・・柘榴、二年のとき友達いたのか？
アイツ、一人だったり・・・
まさかな！あの柘榴が！
そろそろあの明るい性格は飽きたとかだと思うし！
俺が見てないときには誰かと仲良くやってたんだ！
そうだ。柘榴は心配ない———

違う。
俺はただ、柘榴から目を背けてたんだ。
悲しそうな柘榴は嫌だから。
俺は明るい柘榴のほうが好きだから。
いつか戻るって思ってた。

でも柘榴は、どんどんおかしな性格に・・・

「おー、風邪回復かー」
「うぃ〜っす持田！すっかり直った♪」
「皆心配してたぞー？特に春田」

春田だって？
あぁ、アイツ・・・

「緋月くーん！束音、超心配したよぉ〜っ」
「束音かよ・・・」
「かよってなにぃー！ひどーい」

うるさいなぁ。
俺、こういうやつは苦手だ・・・
キャぴキャぴな女の子。
もっとツーンてした子のほうが可愛い！

「ちょっと」
「にょわ！」
「気持ち悪い声ださないでよ緋月！ちょっと来て」
「あ、柘榴？っておい」

ずるずるずるずる

「引きづんじゃねー！」

連れられて来たのは体育館裏。

「何？どうした？！」

ぎゅうっ

「な・・・？！？！！？おい柘榴！！！ちょっと」
「あの子、誰？？さっき話してた女の子っ」
「・・・あ、あいつ？春田だけど・・・」
「仲いいの！！？」
「え・・・仲いいっていうか・・・アイツが一方的に
　話しかけてくるっていうか。俺は別に」

ぎゅうっ・・・

俺は、さっきよりも強く柘榴に抱きしめられた。
うおっ？！
何か柘榴？君、なんか・・・

「本当に？二股掛けたりしてない？？」

ちょ・・・その上目遣いは一番イケないだろーーー！？！？
まじで俺、やべ・・・

「俺は・・・柘榴・・・だけだし」
「本当！嬉しいーっ」

・・・柘榴絶対変だ！
お前どうなってんだ！？！？

二重人格とかいうやつっぽいけど・・・

＊＊人物紹介でっす！＊＊

榎本　緋月　＊えのもと　ひづき＊
主人公。柘榴の彼氏

朝川　柘榴　＋あさがわ　ざくろ＋
緋月の彼女。実は二重人格、いや、三重人格！？
{ツンデレ・ポジティブ・デレデレっ子｝

持田　将太　＊もちだ　しょうた＊
緋月の親友。

春田　束音　＋はるた　つかね＋
緋月がすき。

です！
これから増えてくと思いますが、よろしくです！

にしようとしたらになってました！
すいませーん！！！

あれから柘榴は完全的におかしかった。

みんなの前ではツーんとしているのに、
俺の前になるとなんだか、俺にべったりだ。

なんだよ！？
昔の柘榴の面影もない！
このままだと俺どうにかしそうだ！！
俺は放課後、柘榴を図書室に呼び出した。
思い切って、訊く事にした。

「柘榴、何でそんなに二重人格なんだよ！！
　前の柘榴を期待してたんだぜ？！
　いつからそんなに変わった！？」
「・・・何も知らないくせに」

柘榴が小さな声で、確かにそうつぶやいた。

「・・・なぁ、何かあったのか？俺とクラスが離れてた
　あの一年間に」

そうとしか思えない。
何かがないと、柘榴はここまで変わるはずがない。

「・・・私、裏切られてたのよ」
「誰・・・に？」
「はる・・・ううん、なんでもない！今のは嘘———」

だん！
俺は強く机を叩いていた。

「本当のこと言え」

柘榴は、涙目だ。

「・・・束音・・・ちゃんだよ」
「・・・春田？」

意外な人物の名前がでて、びっくりした。

「二年の頃ね、束音ちゃんと仲良かったの」
「・・うん」
「なのにね・・・束音ちゃんは私の事、嫌いだったんだって。
　それに、急に話さなくなって・・・
　久しぶりに話して、手紙まで貰ったと思ったら、
　手紙には『明るいフリして男子ウケ狙うな』とか書かれてて！
　もう、どうやって人に振舞えばいいかわかんないよ！！」

・・・そんな
そんな過去があったなんて

「そ・・か柘榴も色々あったわけか」

俺には、どうする事もできないような気がした。
けっ！俺はどうせこういう奴だよ・・・

「だからって、緋月は気にしないでいい。私と、束音ちゃんの
　問題だよ・・・。二人で解決したい」
「うん。俺も、いちいち邪魔できないな」

なんて、ただ柘榴の真実が酷すぎるから、
俺がどうすることもできないってだけじゃん。
何、言い訳してんだよ。
ふざけんな・・・
彼女、護ってやれよ！！

心の中の、勇敢な俺が騒ぐ。

———俺は・・・。

「もう、かえっていいかな？部活の時間」
「あ、悪かった。ごめん」
「うん、じゃあ、バイバイ」
「バイバイ」

柘榴は図書室を後にした。


なんて意気地なしの俺・・・

珪＞来たよ！
束音……
あんのアホ女———————————————!!!!!!!!!!!!!!
更新頑張って！
頑張れ頑張れ！
頑張って———————!!!!!!!!!!(うるせぇ)

ういっす！
なんか、私の小説、必ずうざいひとでてくるね＾＾ｗｗ
束音ｗｗ
川瀬蜜柑の次は春田束音ーーーー！！

がんばるよ！
頑張る頑張る！！←ｗｗ
朝美もがんばー！

俺は、柘榴が出て行って１０分くらいして、
図書室をでた。

柘榴を、一人にしたくなかった。
それに、柘榴と春田は、同じ吹奏楽部だ。
見学のフリして、見に行ってみるか。

これっていわゆる監視？だよな・・・
ま、いいか。

俺は音楽室にいった。

♪〜

綺麗な音色・・・
トランペット？

弾いているのは、柘榴———・・・

すげ・・・
俺は見入ってしまった。
でも、俺の視界に春田が入ってからは、
一気に冴えた。

柘榴が、困惑した表情になる。

「くそ・・・声聞こえねぇ」

春田は、意地悪く笑い、その場を去った。

あいつ、何がしたいんだよ・・・

次の日、俺はずっと柘榴にくっついていた。
周りからは変な目で見られたが、
柘榴のためだって思うと気にもならなかった。

昼ごはんを屋上で済ました後、俺は、
昨日の事を説明し、何を言われたのか訊こうとした。

がしかし、柘榴に先を越された。

「昨日ね・・・。束音ちゃんが、色々言ってきたんだぁ」
「・・・まじで？なんていわれたんだよ」
「うん。何か、私、今度の大会出ちゃダメなんだって」
「・・・は？」

大会って、吹奏楽の・・・

「来週くらいに全国ブラスバンド大会ってあるんだ。
　それに私達の学校の吹部が出る事になったんだけど・・・
　私、出るなっていわれて・・・」
「出たいなら、でりゃいいじゃん」
「でもっ・・・緋月は知らないだろうけど、
　逆らったら後が怖いのよ！！それに、今回は・・・」
「今回・・は？」

柘榴は下を向き、俺ともう一度目をしっかり合わせて、
こういった。

「出たら、緋月と別れさせるっていうのよ」
「・・・バカじゃね。どうやって俺達はなれさせるんだよ」
「・・・分かんない。でも、束音ちゃん、親の権力とか　
　すごいし・・・！」

そうか。
春田の親は、この国を治める一番偉い・・・

「内閣総理大臣———」

確かに、何でも可能なはずだ。
きっと、俺たちを別れさせるなんて、簡単のうちにも入らない
くらいに簡単だろう。

「・・・束音ちゃんには、逆らえないの」
「・・・・・・んだよ」

春田に、俺達の青春決める権利あるのかよ

「柘榴、お前は何もしなくていい」
「え・・・何それ！？」

柘榴は、いちいち口に出さないと何も分かってくれない。
そういうところは、少しいらっとする。

「俺が護るって言ってんだよ！！！」

頬が，熱い。
恥ずかしい・・・

「・・・緋月」
「とにかく、もう、教室戻るぞ」

俺も柘榴のせいで、おかしくなってるし・・・

話は結構飛ぶが、これも【珪】の手抜きだ。＜＜＜

「きゃあっ！やめてよ・・・！」

俺はちょうど、柘榴を迎えに行く途中だった。
女子トイレを通りかかったときに、その声は
聴こえた。

女子トイレから・・・？

「束音ちゃ・・・きゃあ！！！」

———・・・違う。
その隣の、社会科室から・・・？

がらっ！
俺は勢いよく社会科室のドアを開けた。

そこには、水浸しで、絵の具で汚れた柘榴がいた。
そして、春田がいた。

「・・・緋月・・・」
「あ・・あっ・・あ！ひ・・・づき・・クン」
「助けて！！！緋月！」

柘榴は俺に駆け寄った。
が、今度は春田が喚き、泣き出した。

「・・・っ緋月クンっ！この女、束音のこといじめるの！
　最低よっ・・ぅぅ・・・」

何て演技が上手なやつ！

「違うよ！緋月っ分かるでしょ！？」

柘榴が騒ぐ。

「・・・」

がん！

俺は足元にあったバケツを春田に向かって蹴った。

「・・・春田」
「や！・・・何！？もしかして束音のこと疑ってるのぉ？！
　ねぇ！緋月クン・・・」
「甘ったれた声出してんじゃねぇよ！！！」
「・・・緋月クン———」
「俺の名前呼ぶな」

俺は、柘榴を引っ張った。

「柘榴に何した」
「・・・っ！」

春田は、答えない。

「何したんだって聞いてるんだよ！」

俺は、こんなにでかい声が出るのか？
自分でも、びっくりだ。

「・・・緋月クン・・・ごめんなさ・・・っぅぅっ」
「柘榴のこと傷つけていいのは俺だけだから」
「ひづ」
「柘榴お前黙っとけ」
「・・・緋月クン、嫌いにならないでっ！
　嫌いに、なった・・・？」

そんな上目遣いも、俺には効かないって事を
春田は知ってない。

「さーな。親の権力でひと苛めるなんて俺は許さない。
　退学にでもしていいぜ？親の力で、な」
「・・・っごめん・・・」

か細い声でそういった春田は、泣いていた。

今日はもう、いいや。

数日後。。。

「榎本、朝川、校長呼び出し」

担任のメガネが、いつもの青い顔でいった。

「・・・は」
「ぇ・・・！？」

まさか、な。
まさか春田の仕業じゃあないよな。

俺達は恐る恐る、校長室に行った。

「・・・退学と留年はどっちがいい？」

俺達の学校の校長は、５０代半ばくらいの女。

「今日、春田さんから電話が有ったのよ」

嘘だろ、あいつ・・・

柘榴は青い顔になっている。

「ホラ！どっちかさっさと選びなさい！留年すれば、
　来年もここでお勉強よ。
　退学すれば、もう高校にもいけないでしょうね。
　ま、どっちにしろ高校なんていけないと思うけど」

・・・
こういうときは、どうすればいい？

柘榴をみた。

柘榴も、俺を見ている。
———校長に、本当のこといえよ・・・

そうすればどうにかなる！

でも、柘榴は俺の目から何にも感じ取ってはくれなかったようだ。

くそっ・・・・

校長の目も怖いし・・・
こういうときは・・・

答えを探す前に、行動が先に出た。

俺は柘榴の腕をつかんで、校長室のドアにダッシュした。

「え！？緋月！！」

「ちょっと！？待ちなさい！！」
「校長先生、悪いけど俺たち、どっちも選べない〜」
「こら！！ちょっと？！！？」


こういうときは、逃走っしょ？

柘榴は真っ白い顔になって、魂抜けたみたいだ。
「ばか。俺は暴走したらすぐには止まらないから」


特技・妄想
時には脱走？
暴走したら止まらない。
今は、逃走中！！

いろいろはちゃめちゃな俺だけど、
柘榴だけは大事にしたい。
春田とか、もう、どうでもいい

俺たちは俺達のみち、暴走すりゃいいじゃん？

俺達の暴走は、まだまだ終わらない———

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊ＥＮＤ＊

何か、終わりです＾＾
今回コメント少なかったーーー！！ＷＷ
何か短い間だったけど、応援してくれてありがとうございます！
こんなおかしな小説を・・・

本当に感謝してます！

次の小説なんですけど、

『メガネティーチャー』

です！
内容は読んでからのおたのしみっす＜＜

有り難うございました！！！！！！

感動しました
緋月くんかっこいいです☆((

美沙Ｓ＞＞有り難うございます！
感動なんて・・・
嬉しいです！次も、よかったら応援してください！
いやでも、ド下手さは今と変わりませんが！！
緋月〜〜
お前カッコイイなんていわれてるぜーーＷＷ

「うるせー！俺は柘榴一筋なんで！美沙ちゃんごめんな！！」

ですってよ

うざいですねー！！

有り難うございます！

応援してますよ
これからも頑張ってください
ハハハッ
とってもお似合いなカップルです＾＾
柘榴ちゃんのツンデレが可愛かったｗ♪

朝美＞＞お・・・


おわっちゃったぜぇぇぇぇぇ！

だってよ緋月、朝美にしちゃいな！
「はぁ！？悪いけど俺、柘榴一筋なんで！」

何次々と女ふってるんじゃぁぁぁぁぁぁ

私は絶対にこんな男やだね！！
あ、次は、メガネティーチャーっていう小説だよーん！
はい、お疲れ！
ありがとう！！
次も頑張るよ！！

終わっちまってるよ・・・


すごいっ
終わり方がメッチャ上手い
まじスゴイし


珪親衛隊で良かったぁ



これからも頑張れ

珪終わるの早くね！？
次の、小説も、応援しにいくよーー

美咲＞＞＞終わり方うまい？？！！
やた＾＾小説大魔王様に褒められたＷＷ
大魔王て。。

ありがとうねー＞＜次も頑張る！

はる＞だって続かないー
ありがとうはるー＾＾

がんば〜

ななな

⤴

⤴