>>665
科学ではないからこそ、精神科の診断基準はとてもいい加減である。たとえばアメリカでは「DSM」という精神科診断基準というものがあるが、その決定にあたっては製薬会社と癒着の深い精神科医により、多数決やその日の気分で決められたというエピソードが残っているくらいなのだ。
「DSM」は現在まで第4版が発行されており、2013年に出される第5版の編纂がアメリカ精神医学会によって進められている。
しかし第4版の編集に携わったアレン・フランセス博士は現在では、世界中で大規模な健康被害を広げてきた現代型精神医療に対し、国際規模の抗議活動に乗り出している。それは精神疾患に科学的な裏付けはなく、それらが政治的でありマーケティングに基づくものであることに対する抗議である。つまり精神医療業界と製薬会社が癒着し、その双方が儲かるように診断基準が設定されてきたのである。