早実・清宮幸太郎内野手(2年)が来春センバツ出場目指し東京大会初戦を迎え、3番一塁で先発出場。4回1死二、三塁で高校通算72号となる3ランを放った。
[匿名さん]
清宮72号も スカウト語る「通算本塁打に価値なし」のワケ
日刊ゲンダイDIGITAL 10月13日(木)12時11分配信
12日、プロ垂ぜんの早実・清宮幸太郎(2年)が秋季東京都大会初戦の日本学園戦で、高校通算72本目となる3ランを右翼スタンドに叩き込んだ。
「感触は完璧」
と話した清宮。まだ2年生、卒業までに100本以上を打つのはほぼ確実だ。
気になるのが、高校通算本塁打に対するプロのスタンスだ。高校時代にホームランを量産したからといって、必ずしもプロに行って結果を残せるわけではない。歴代1位の107本を打った山本大貴(神港学園)は、プロ志望届を出さずにJR西日本野球部に所属している。2位で97本の黒瀬健太(初芝橋本)は昨秋のドラフト5位でソフトバンクに入団したばかりだから、まだ評価は出来ない。3位の伊藤諒介(神港学園)は94本を打ちながら、こちらもプロ志望届を出さないまま法大を経て大阪ガスで野球を続けている。
上位を見渡せば、実績を残した選手と、そうでない選手が混在している。同4位・87本の中田翔(大阪桐蔭、日本ハム)、7位タイで83本の鈴木健(浦和学院、元ヤクルト)や中村剛也(大阪桐蔭、西武)は成功例と言えるだろう。5位で86本の大島裕行(埼玉栄、元西武)はプロ通算23本止まり。17位・65本の大田泰示(東海大相模、巨人)もプロ8年でたったの9本だ。
[匿名さん]
一方で高校時代に11本しか打てなかった柳田悠岐(広島商高、ソフトバンク)は、今季を含めて83本を打ち、昨季はトリプルスリーを達成。2000安打、2度の首位打者に加え、本塁打王と打点王にも輝いた中日の小笠原道大二軍監督(暁星国際)はプロ通算378本塁打を打ちながら、高校では0本だった。
某スカウトは「高校通算本塁打はあくまで参考程度です」と、こう言う。
「現時点でどれだけ体が出来ているかの参考にはなるが、学校のグラウンドや地方大会を行う球場は狭い。それなりにパワーのある選手が金属バットで振り回せば、数は打てますからね。大事なのは守備。いくら長打を打てても、プロで守れる場所がなければドラフトにはかからない。ホームランの数で言えば、むしろ甲子園通算が重要です。練習試合や地方大会で箸にも棒にもかからない投手から量産したところで、『長打は打てる』以上の評価にはならない。甲子園はホームランが出にくい上、一定のレベル以上の投手と対戦するわけですからね」
大事なのは量より質。マスコミが騒いでいるだけなのだ。
[匿名さん]