春先のJABA大会からチームの伝統でもある堅実な野球を実践しつつ、攻め込む場面では若さの勢いにまかせた試合運びを続けると、厳しいブロックに入った今予選では粘り強さを発揮する。一回戦でクセ者の九州三菱自動車を9−0で一蹴し、二回戦では西部ガスとシーソーゲームを繰り広げながら、8、9回に加点して8−7と逆転勝ち。沖縄電力との準決勝は取っては取られる展開も、9回表の1点を守り切って4−3でものにし、第一代表決定戦に進出する。
その第一代表決定戦で、JR九州を上回ったのがHonda熊本だ。完投、連投でチームを支えてきた絶対的エースの荒西祐大がオリックス入りし、継投で勝機を見出そうとした今季は、岡山大会でリーグ戦3位、九州大会ではリーグ戦2位と4強進出を逃したが、試合を重ねる度に投打の歯車が噛み合い、今予選ではきっちり2連勝して第一代表決定戦に。JR九州には粘られたものの、4−4で迎えた9回裏に、日本代表の経験もある代打・長池城磨の適時打で劇的なサヨナラ勝ちを収める。岡野武志監督は、「出場するだけでなく、2つは勝って九州代表としての責任を果たしたい」と前を向いた。
その第一代表決定戦で、JR九州を上回ったのがHonda熊本だ。完投、連投でチームを支えてきた絶対的エースの荒西祐大がオリックス入りし、継投で勝機を見出そうとした今季は、岡山大会でリーグ戦3位、九州大会ではリーグ戦2位と4強進出を逃したが、試合を重ねる度に投打の歯車が噛み合い、今予選ではきっちり2連勝して第一代表決定戦に。JR九州には粘られたものの、4−4で迎えた9回裏に、日本代表の経験もある代打・長池城磨の適時打で劇的なサヨナラ勝ちを収める。岡野武志監督は、「出場するだけでなく、2つは勝って九州代表としての責任を果たしたい」と前を向いた。