リーチ主将 女子バレー全日本の金星に刺激受けていた 歴史的金星から一夜明け
9/29(日) 12:27配信
スポーツ報知
ラグビーW杯1次リーグA組・第2戦で、世界ランク2位の優勝候補、アイルランドから歴史的大金星を挙げ、初の開幕2連勝を決めた日本代表のリーチ・マイケル主将(30)=東芝=が29日、浜松市内で一夜明け記者会見を行った。
前評判を覆す勝利に向けて、試合前夜の27日に、バレーボールW杯で世界ランク6位の全日本女子が、18年世界女王の同1位セルビアに0—2から3セット連取の逆転勝ちを収めた一戦をテレビで見て刺激を受けていたことを明かした。「とても感動しました」と振り返り、報道陣に「きょうは19時から日本とポーランド(オランダの勘違い)の試合があります。みんなで応援しましょう」と呼びかけるほどだった。
15年大会の南アフリカ代表に続き、自国開催の大舞台でも過去10戦全敗の強敵に下克上を果たした。日本中に感動を与えたが、すでに10月5日の第3戦・サモア戦(豊田スタ)に気持ちを切り替えていた。リーチは「サモア戦に向けて準備が大変かなと思ってる。きのうの勝利は良かったけど、切り替えて次のサモア戦の準備をしている。ここで勝って、残り2戦、負けたら何の意味もない」と語った。
W杯という大舞台で伝統の欧州6か国対抗のチームに19—12で初めて勝利。前半を9—12で折り返して、後半は無得点に押さえた。4万7000超大観衆が目撃した歴史的一番。試合会場となった静岡エコパの雰囲気にも感動した。
「いろんなスタジアムに行った。(15年南ア戦が行われた)ブライトンのスタジアム、(昨秋にイングランド代表と対戦した)トゥイッケナムのスタジアムといろいろ行ったけど、(エコパは)人生の中でも最高のスタジアムだった」としみじみ。帰京後の反響に「きょう東京に帰るけど、どうなるのか楽しみ」と笑った。
残る2戦は10月5日のサモア戦、同13日のスコットランド戦(横浜国際)。チームが目指す史上初8強に向けては「一戦一戦の準備が大事」と繰り返していた。