柔道GSに近藤亜美、ウルフ・アロンら10人選出
[2017年5月1日16時27分]
TL
近藤亜美(2016年8月6日撮影)
近藤亜美(2016年8月6日撮影)
全日本柔道連盟は1日、グランドスラム・エカテリンブルク大会(20、21日・ロシア)に出場する代表を発表し、リオデジャネイロ五輪女子48キロ級銅メダルの近藤亜美(三井住友海上)ら10人を選んだ。
近藤を含め、6人が世界選手権(8〜9月・ブダペスト)の個人戦代表。男子は100キロ級のウルフ・アロン(東海大)、73キロ級の橋本壮市(パーク24)、60キロ級の永山竜樹(東海大)らが名を連ねた。女子は78キロ超級の朝比奈沙羅(東海大)、78キロ級の梅木真美(ALSOK)らがメンバー入りした。
[匿名さん]
柔道73キロ級・橋本壮市“ブタの不敗神話”継続で世界選手権へ
GS大会を制し、ロシアから帰国した橋本壮市=成田空港
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遅咲きの実力者が輝きを増している。柔道のグランドスラム(GS)エカテリンブルク大会で男子73キロ級を制した橋本壮市(25)=パーク24=が23日、ロシアから成田空港に帰国。得意技の袖釣り込み腰だけでなく、練習してきた体落としでも一本勝ちするなど手応えをつかみ、「世界選手権に向けていい流れをつくれた。海外選手にもプレッシャーを与えられた」と胸を張った。
これまで同学年のライバルでリオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(25)=旭化成=の影に隠れる存在だったが、26歳で迎える今夏の世界選手権(ハンガリー)で初の代表権を獲得。大野が不在の中で自身は国際大会6連勝を飾り、世界ランク1位に浮上するなど、存在感は増すばかりだ。
好調が続く橋本の持ち味について、日本男子の井上康生監督(39)は「受けの強さがあり、メンタルも明るくてどんな場所でも動じない」と説明。「元々実力は(12年ロンドン五輪銀メダルの)中矢力や(10年世界選手権金メダルの)秋本啓之と同じレベルのものを持っていたが、最近は壁を一つ破った。以前はけんか四つに苦戦していたが、今回も左が相手でも自分のペースで戦えていた」と成長に目を細めた。
[匿名さん]
海老沼匡73キロ級「未知な世界。楽しみ」GS出発
[2018年3月13日13時59分]
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柔道グランドスラム・エカテリンブルク大会への出発前に取材に応じる海老沼(撮影・戸田月菜)
柔道グランドスラム・エカテリンブルク大会への出発前に取材に応じる海老沼(撮影・戸田月菜)
柔道男子66キロ級で世界選手権3連覇、五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡(28=パーク24)が73キロ級に階級を変更してから初の国際大会に出場する。13日、グランドスラム(GS)エカテリンブルク大会(17、18日・ロシア)に向けての出発前に成田空港で取材に応じ「初めて73キロ級として試合に出るので未知な世界。楽しみ」と期待をのぞかせた。
海老沼は昨年夏から、これまでの66キロ級から73キロ級に階級を変更。これによって練習をしっかり詰めるようになったという。「66キロ級の時は大幅な減量だったので、大会前に練習をやりこめるエネルギーがなかった。今は5キロくらいの減量なのでしっかり練習できていて、いい状態で臨める」。一方、相手選手の体格も大きくなるため「周りも一回り大きいのでずれがあるかもしれない。練習と試合が違うとは思うけれど、練習では組み合ってきた。練習を無駄にはしたくない」と冷静に語った。
73キロ級の海外選手との試合に慣れることをこの大会のテーマに掲げる。「スタイルは大幅には変えない。28歳なので結果を出さないとすぐ切られてしまう」。9月の世界選手権代表選考を兼ねた4月7、8日に行われる全日本選抜体重別選手権に向けては「日本でしっかり勝って、国際大会に選んでもらった上で外国選手と戦える。1チャンスをモノにして、結果を出すためにも勝ちにこだわりたい」と力強く言った。
[匿名さん]