昨日、小樽勝納埠頭付近で鮭の密漁摘発あり、夜間を中心に取締りの強化。
何処にでも出没する鮭の引っ掛けを見たら、迷わず、118番へ通報しよう。
【室蘭】室蘭海保管内の河口付近の海岸や河川でサケの密漁が相次いでいる。同海保の管轄する6河川のうち、大半の河口付近の海岸でサケの捕獲が禁止になる1日から23日までに、昨季の2倍以上の11人が摘発された。禁止されている針で引っ掛ける方法で密漁する悪質な事例も見られ、同海保は警戒を強めている。
昨年は海岸でサケの捕獲が禁止される期間中、同海保の管轄する豊浦町から白老町までの河口付近や河川で5人が摘発された。
今季の11人はいずれも登別市の登別川と白老町の敷生(しきう)川で摘発された。多くの違反者が河口付近の海岸の禁止区域でサケ釣りをしていた。河川でのサケ釣りは一年中禁止されているが、敷生川で12日、20代男性2人が禁止されている引っ掛け針でサケ4匹を捕獲した疑いで逮捕された。
摘発された11人のうち登別など地元の違反者は3人。残りは札幌、千歳、石狩など近郊からやって来た。同海保は摘発が増えた理由を「日本海側の一部でサケが不漁なので胆振に来る密漁者が増えているのかもしれない」とみる。
河口付近の海岸や河川でサケを密漁すると懲役や罰金が科される。
室蘭海保が管轄する河口付近の海岸の禁止期間は12月10日まで。
同海保は「産卵前のサケを密漁することは、水産資源の枯渇につながる。ルールの徹底を」と注意を呼びかけ、見回りを徹底している。
引っ掛けを見たら迷わず118番へ
[鮭の引っ掛けは許されない]