札幌市北区の会社員、鹿内秀剛被告(29歳)は去年12月、札幌市中央区で酒を飲んで車を運転し、一方通行の道路を逆走してタクシーにぶつかったり、工事現場に突っ込んだりして2件の事故を起こし、男性2人にけがをさせたとして危険運転傷害などの罪に問われています。
裁判で弁護士は、
「被告は酒を飲んで正常な運転ができないおそれがあるという認識はなかったことから危険運転には当たらない」として無罪を主張していましたが、10日の判決で札幌地方裁判所の結城真一郎裁判官は、「泥酔していたが、事故直後、自分の名前や飲酒した店名などを警察官に説明していて善悪を判断できた」と指摘し、弁護士の主張を退けました。
その上で、「犯行は悪質だが、被害者のけがはいずれも軽く賠償も済んでいる。事故の晩は友人が被告を酔わせようとテキーラを一気飲みさせていた状況などを踏まえると直ちに実刑を科すのはやや重すぎる」として、鹿内被告に懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
裁判で弁護士は、
「被告は酒を飲んで正常な運転ができないおそれがあるという認識はなかったことから危険運転には当たらない」として無罪を主張していましたが、10日の判決で札幌地方裁判所の結城真一郎裁判官は、「泥酔していたが、事故直後、自分の名前や飲酒した店名などを警察官に説明していて善悪を判断できた」と指摘し、弁護士の主張を退けました。
その上で、「犯行は悪質だが、被害者のけがはいずれも軽く賠償も済んでいる。事故の晩は友人が被告を酔わせようとテキーラを一気飲みさせていた状況などを踏まえると直ちに実刑を科すのはやや重すぎる」として、鹿内被告に懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。