防犯へ道警が学生組織設立 補導やネット監視担う
05/04 05:00
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道警は、少年少女に対する非行防止活動や地域の防犯パトロールなどに携わる学生ボランティア組織「Jumpers(ジャンパーズ)」を設立した。それぞれ別々に活動していた道警の三つの学生ボランティア組織を一つにまとめた。学生が参加できる活動を増やす目的で、道警は新組織の登録者を募集している。
設立は4月1日。深夜に出歩く少年少女の補導や立ち直りを支援する活動、防犯を訴える街頭啓発に参加したり、援助交際相手の募集といった会員制交流サイト(SNS)の不適切な書き込みを捜したりする。
道内の大学などに在籍する18歳以上の学生が対象で、道警が開く講習会に参加するとボランティアとして登録できる。登録者はメールで届く活動計画の中から、取り組みたい内容を選んで参加する仕組み。
道警は2007年以降、非行防止や防犯、インターネット犯罪の防止に関わる三つの学生ボランティア組織を設立、計千人ほどが登録している。しかし、個別に運用していたこともあり、活動範囲や地域が限られていた。ジャンパーズは3組織の活動を全て引き継ぎ、学生がより幅広い活動に携われるようにする。