介類水揚げ100万トン割れ
01月07日 12時48分
去年1年間に道内で水揚げされた魚介類は、一連の台風の影響やサンマや秋サケの記録的な不漁などを背景に統計が残る昭和33年以来初めて100万トンを割り込む見通しだということがわかりました。
道漁連=北海道漁業協同組合連合会によりますと、去年1年間に道内で水揚げされた魚介類は、秋サケが7万5000トンとおととしに比べ30%減少したほか、サンマが5万3000トンと18%、イカが2万1000トンと52%それぞれ減りました。
また、道によりますと、一連の台風の影響やサンマや秋サケの記録的な不漁などを背景に去年の道内の水揚げはあわせて100万トンを割り込む見通しだということで、道の統計が残る昭和33年以来初めてです。
道漁連の川崎一好会長は、「2016年は苦しい年でした。気象にも恵まれませんでした。しっかりといまの気象条件、気候に合わせた漁業に取り替えていくことが大事です」と話しています。
道漁連では今後、気象の影響などを受けにくい「育てる漁業」への転換を進めるため、各漁協への支援などを検討することにしています。