03月11日 08時52分
釧路市が病院に通訳電話導入
釧路市は増え続ける外国人観光客により安心して滞在してもらおうと病院で診療を受ける外国人が電話で通訳のサービスを受けられる仕組みをことし夏にも市内の病院に導入することにしています。
釧路市を訪れた外国人観光客は去年の4月から9月の上半期で5万5000人余りとなり、11年前に市町村合併して以来過去最多となりました。
これに伴い、病気やケガなどで市内の医療機関で診療を受ける外国人も多くなっていますが、中には、医師の問診などでやりとりがうまくいかず、診療に手間取ったケースもあったということです。
このため釧路市は市立釧路総合病院で外国人の患者が病院の中にある電話を使って症状などを医師に伝える医療専門の通訳を導入することを決めました。
釧路市は、通訳業務を行う企業に英語、ロシア語、中国語、韓国語、ベトナム語の5か国語で対応できるよう委託し24時間体制での運用を計画しています。
釧路市市民協働推進課は「外国人に安心して、釧路に滞在してもらうために態勢を充実させたい」と話し、ことしの夏の運用開始を目指すことにしています。