大阪のワクチン大規模接種会場決まる…24日に開設、京都・兵庫からも受け入れ
読売新聞 / 2021年5月3日 21時3分
新型コロナウイルスワクチンの大規模接種を行う大阪の会場が、大阪府立国際会議場(大阪市北区)に決まった。3日、中山泰秀防衛副大臣らが府内の候補地2か所を視察後、発表した。東京会場(大手町合同庁舎3号館)とともに今月24日に開設する予定。大阪府だけでなく、京都、兵庫両府県の高齢者なども受け入れる方針で、ワクチン接種の迅速化を目指す。
接種は毎日午前8時〜午後8時、約3か月間実施する予定で、自衛隊の医官や看護官らが担う。製造販売の国内承認が見込まれる米モデルナ製のワクチンを使うことを検討している。
対象者は、市町村から接種券を受け取った65歳以上の高齢者や、基礎疾患のある人。接種状況を踏まえて滋賀、奈良や和歌山各県の住民も対象に加える方向で検討している。
国際会議場は、京阪電鉄・中之島駅前にあり、大規模イベントホールなどを備える。中山氏は記者会見で「交通の便や収容能力が良い。施設内も移動しやすく、会場運営を円滑に行える」と説明した。