大会6日目となる9月20日、男子シングルスの5回戦が始まった。
日本からは張本智和(9月世界ランキング5位・木下グループ)、吉村真晴(同60位・名古屋ダイハツ)、神巧也(同92位・T.T彩たま)の3名が登場した。
強敵ひしめく5回戦で、張本智和は陳建安(チェンジェンアン・同51位・チャイニーズタイペイ)に3-0で勝利したものの、神巧也は李尚洙(イサンス・同17位・韓国)に2-3で惜しくも敗れた。
また吉村真晴は許昕(シュシン・同1位・中国)に追いすがるも、1ゲームを奪うにとどまり、ベスト16で敗退する結果となった。
日本男子で唯一勝ち残った張本は20日夜に行われる準々決勝へと進む。
張本智和、日本男子唯一のベスト8張本はワールドツアーで2連勝しているものの、2戦ともに苦戦している陳建安と対戦した。
Tリーグでも対戦経験があり、お互いやり慣れた相手だ。
1ゲーム目から声を出しながら自らの調子を上げていき、ゲームを先制。
その後も競り合ったが気迫で上回った張本が各ゲームを僅差で奪い、ストレート勝利で準々決勝への切符を手にした。
吉村はこれまで4戦全敗の相手である許昕と対戦。
1ゲーム目から上回転ラリーで無類の強さを誇る許昕に、一歩も引かない激しいラリー戦で挑む。
積極的に攻め続けたことが功を奏し、1ゲーム目を先取。
しかし中盤まで競り合った2ゲーム目、許昕がギアを上げ始め粘りを見せて1ゲームを返す。
その後も許昕がスーパープレーを連発し、吉村の流れを断ち切って3ゲームを連取した。
神は李尚洙と対戦した。
得意の“神サーブ”で相手を上手く崩し、1ゲーム目を先取した。
2ゲーム目以降も一進一退の攻防が続き、迎えた5ゲーム目。
韓国の主力としての意地を見せた李尚洙が神を突き放し、ゲームカウント3-2で李尚洙が辛くも勝利した。
■詳細スコア
〇張本智和 3–0 陳建安(チャイニーズタイペイ)
11-5/11-9/12-10
吉村真晴 1–3 〇許昕(中国)
11-7/8-11/2-11/5-11
神巧也 2–3 〇李尚洙(韓国)
11-9/7-11/11-8/7-11/5-11
【日時】2019年09月20日(金)
【提供】Rallys