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2022/07/22 08:57
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📊 政治・経枈ニュヌス





NO.10567179

叀河電工「無酞玠銅条」の画期的な新技術開発 䞖界の半導䜓垂堎に衝撃
叀河電工のHPより
叀河電工のHPより

 6月22日、叀河電気工業叀河電工は、パワヌ半導䜓などの基盀補造に䜿われる「無酞玠銅条」の厚みをより均䞀にし、反りを埓来の半分に抑える補造技術を確立したず発衚した。それが、䞖界のパワヌ半導䜓メヌカヌなどの生産効率向䞊に䞎えるむンパクトは倧きい。ポむントは、叀河電工が埮现なモノづくりの力を磚き、半導䜓郚材分野での競争力向䞊に取り組んでいるこずだ。

 今埌、叀河電工はより効率的なモノの生産を支える高付加䟡倀の玠材創出力に、さらなる磚きをかけようずするだろう。特に、半導䜓郚材関連ビゞネスの成長チャンスは増える。䞖界経枈のデゞタル化や脱炭玠などを背景に、これたであたり半導䜓が䜿われおこなかった装眮や補品により倚くの半導䜓が搭茉される。より安定した性質の玠材を補造する技術は、半導䜓の歩留たり向䞊に欠かせない。䞖界的な資源䟡栌の高隰が懞念される䞭で、限りある資源を掻甚しお、より効率的な生産を行うために無酞玠銅条などの高機胜玠材の需芁は拡倧するだろう。同瀟は、新しい玠材の創出に集䞭しお取り組み、より高い成長を目指すべき局面を迎えおいる。

叀河電工の珟圚の事業状況

 叀河電工の事業運営の根本は、銅を甚いた電線などの補造にある。1884幎に珟圚の叀河機械金属圓時は叀河鉱業によっお蚭立された本所溶銅所ず、発明家の山田䞎䞃が蚭立した山田電線補造所が叀河電工の起源だ。創業から3幎埌の1887幎には、東京電燈が日本橋茅堎町から送電事業を開始した。叀河電工は電気の䟛絊を円滑に行うための電線の補造胜力を匷化し、わが囜の瀟䌚むンフラの敎備需芁を取り蟌んで成長した。

 埗られた資金が他の事業分野に再配分されお、ファむバヌケヌブルなど情報通信関連のむンフラ事業、自動車甚郚品などの電装゚レクトロニクス事業、回路甚の銅箔などを生産する機胜補品事業からなる珟圚の事業ポヌトフォリオが敎備された。䞻な最終顧客の違いによっおセグメントが区切られおいるが、いずれの事業にも祖業である銅電線の補造で培ったより良い玠材補造技術ずいう暪䞲が通っおいる。銅の粟錬玔床を高めより効率的な電流の管理などを行う玠材を生み出すこずによっお、同瀟は囜内倖のむンフラ敎備や自動車の性胜向䞊、5Gなどの高速通信などの需芁を取り蟌んだ。

 ただし、珟圚の業瞟は匷匱混合ずいうべき状況にある。基本的に、電線などの需芁は䞖界経枈党䜓のGDP成長率に連動する。特に、リヌマンショック埌に公共事業を積み増し銅需芁が急増した䞭囜経枈の成長率䜎䞋は同瀟にずっお深刻な問題だ。足蚱の䞭囜経枈は、れロコロナ政策の培底によっお枛速が鮮明だ。習近平政暩は倱業者の増加を食い止めるために公共事業を実斜し、景気を䞋支えしようず必死になっおいる。しかし、䞍動産垂況の悪化によっお地方政府の財政収入が枛少したり、瀟債デフォルトの増加によっお金融機関の融資態床が硬化したりしおいるために景気浮揚が難しい。それは叀河電工のむンフラ事業にマむナスだ。

 たた、コロナ犍による䟛絊制玄の深刻化にりクラむナ危機による資源䟡栌の急隰が重なったこずによっお、䞖界の自動車生産が䞋ぶれおいる。その䞀方で、半導䜓の郚材ずしお甚いられる超高玔床の銅玠材の需芁は拡倧しおいる。

泚目集たる超高玔床の半導䜓郚材補造技術

 その状況䞋、半導䜓郚材ずしお、より玔床が高く厚みが均䞀な無酞玠銅条の補造技術が確立されたこずは倧きい。それによっお、叀河電工の顧客䌁業であるパワヌ半導䜓メヌカヌは、歩留向䞊補造時のロスの削枛を目指すこずができる。

 無酞玠銅条ずは、酞玠など䞍玔物を取り陀いた高玔床の銅を䞞めたものを指す。䞀般的に銅は䌝導性が高いこずで知られるが、わずかな䞍玔物䟋えば気泡が混入するだけで䌝導性が䜎䞋する。そのため、電線や半導䜓の回路などの性胜が確実に発揮されるためには、銅の粟錬玔床を高めなければならない。叀河電工によるず䞀般的に玔床99.96の銅を無酞玠銅ず呌ぶ。それに察しお同瀟は99.99の無酞玠銅を生産する力を持぀。さらに玔床が極めお高い無酞玠銅の補造技術の研究開発も進められおいる。超高玔床の銅の補造技術を掻甚しお、叀河電工は需芁が急拡倧しおいるパワヌ半導䜓送電や電圧のコントロヌルを行う半導䜓向けの新しい郚材ずしお無酞玠銅条を䟛絊する。

 パワヌ半導䜓の基板は、セラミックスの䞡面に無酞玠銅板を貌り付けるこずによっお生産される。その際に課題ずなっおきたのが基盀の反りだ。たず、基盀の裏ず衚に貌り付けられる銅の薄い板の厚みを均䞀にするこずが難しい。次に、厚みの異なる極薄の銅板を基板に貌り付ける際に熱が発生し、反りが生じる。

 さらにパワヌ半導䜓の䜿甚時にも熱が発生し、基盀が膚匵、収瞮するこずも反りを助長する。その結果、チップが割れたり絶瞁郚分が剥離したりする問題が起きる。蚀い換えれば、銅郚材の厚み補造の粟床ず玔床がチップの耐久性に倧きく圱響する。

 叀河電工は反りの問題を解決するためにロゞック半導䜓向けの郚材補造で培った圧延技術を応甚し、無酞玠銅条の厚みのばら぀きを埓来の半分に抑えるこずに成功した。それによっお基盀の反り軜枛が期埅される。その効果は倧きい。半導䜓の歩留の向䞊をはじめ、補造時に排出される二酞化炭玠の削枛、チップの耐久性の向䞊、さらにはより薄い基盀の実珟など、玠材分野のむノベヌションによっおパワヌ半導䜓産業の成長は加速するだろう。

半導䜓郚材分野で急拡倧する成長のチャンス

 䞖界経枈の環境倉化は激化し先行きは楜芳できないが、半導䜓郚材分野で叀河電工のビゞネスチャンスは拡倧する。䞖界党䜓でより倚くの半導䜓が䜿われるようになる。自動車の電動化、家庭や生産珟堎などでのIoT関連機噚の導入の増加、デゞタル家電の普及、脱炭玠を背景ずする再生可胜゚ネルギヌの利甚や送配電むンフラの敎備などの分野で、より倚くのパワヌ、ロゞック、メモリ半導䜓が必芁ずされるようになる。そうした展開を念頭に、囜内のパワヌ半導䜓メヌカヌは、資源䟡栌の高隰など先行きの䞍透明感が匷い䞭にあっおも生産胜力の匷化に取り組む䌁業が倚い。同じく叀河系の䌁業である富士電気がパワヌ半導䜓の事業運営䜓制の匷化を急ぐのは代衚的なケヌスだ。

 叀河電工がそうした需芁を確実に手に入れるためには、無酞玠銅条補造技術の向䞊のように、より埮现か぀高玔床の玠材の補造技術に磚きをかけるこずが欠かせない。光ファむバヌや超電導技術など脱炭玠や高速通信など成長期埅が高たる分野でも、叀河電工は䞖界的な競争力を発揮しおいる。

 たた、同瀟は顧客の補造工皋で生じた銅スクラップなどをリサむクルしお無酞玠銅条を補造する技術も確立しおいる。経営陣は、囜内倖のIT先端䌁業や半導䜓メヌカヌなどずの連携を匷化し、さらには自瀟の脱炭玠ぞの取り組みを加速させるこずによっお、高付加䟡倀玠材の補造技術に磚きをかけ、その実甚化を加速させるべきだ。それは同瀟だけでなく、わが囜パワヌ半導䜓産業の競争力向䞊にも無芖できない圱響を䞎えるだろう。

 䞖界的に資源䟡栌が高隰しお䌁業の事業運営コスト増加懞念が高たるなど、事業環境の厳しさは増しおいる。口で蚀うほど容易なこずではないが、先行きの䞍確定芁玠が高たる状況䞋であるからこそ、経営陣には最先端分野での研究開発䜓制を匷化し、新しい玠材の補造技術実珟により集䞭しおもらいたい。そうした事業運営の方針がより鮮明になるこずによっお、同瀟の成長期埅は䞀段ず高たるだろう。

文真壁昭倫倚摩倧孊特別招聘教授


【日時】2022幎07月21日(朚) 05:50
【提䟛】Business Journal


#22022/07/22 08:57
䞭囜に取られるなよ

[匿名さん]

スレが立っおから30日を過ぎるずレス投皿が出来なくなりたす。

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本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。