【簡単に説明すると】
・ユニコードで定められている祝日の絵文字がサムスンだけ太極旗に
・他社は全て日章旗で統一
・太極旗の絵文字は別で存在する
スマートフォンやチャットなどでよく使われる絵文字。
実は絵文字はユニコードという物で定められており、世界の特殊文字として決められている。
ハートマークだったり、ケーキだったりハロウィンだったり、全てユニコードで管理されている。
例えばクリスマスツリーなら「U+1F384」、ハロウィンなら「U+1F382」という具合に決まっている。
そんな特殊絵文字にまつわる話である。
ユニコードの「1F38C」は交差した旗の絵文字となっており、通称「Crossed Flags」。
アップル、Google、マイクロソフト、LG、HTC、Facebook、Twitter、Messenger、Mozilla、Emoji One、emojidexなどそれぞれが多少デザインが異なるものの日の丸、いわゆる日章旗が交差している絵文字。
しかしサムスンだけが太極旗が交差するデザインに変更されている。
この絵文字「1F38C」は祝日を意味するものとして日本の日章旗が交差するデザインが作られた。
それをサムスンだけが何故か太極旗に書き換えている。
間違いではないのだが、ここはユニコードに従い統一してほしいものだ。
では太極旗の絵文字は無いのかというとそういうわけでなく「U+1F1F7」にちゃんと登録されている。
つまり日章旗を太極旗に上書きした上で、更に別の太極旗の絵文字も存在するのだ。
ただこの韓国の絵文字「U+1F1F7」は他国イラクやトルコ、スリナム、アルゼンチンなどと被っている。
日本の国旗も中国やネパールとコードが被っており国毎に使い分けなくてはいけない。
完全に独自コードの交差する日章旗のようなものに目をつけ、それを太極旗に書き換えたと思われる。
今回のサムスンの旗の書き換えはどういった意図があったのだろうか。
ユニコードの絵文字に関しては過去に肌の色で揉めたこともあり、ユニコードコンソーシアムはそれに対応するために多様な肌の色を用意。
また一部のアジア圏でしか通用しない合掌や土下座なども含まれている。
【日時】2017年02月19日(日) 12:43
【提供】ゴゴ通信