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韓国・雇用労働部（部は省に相当）が、歌手PSY（サイ）のコンサート「SUMMER SWAG（びっしょりショー）」のステージ撤去中に20代スタッフが死亡した事故と関連し、所属事務所のP NATIONに対する強制捜査に着手した。

25日、韓国メディア「聯合ニュース」によると、雇用労働部のカンウォン（江原）支庁はこの日午前9時30分からソウル・カンナムグ（江南）区にある公演企画でP NATION本社と下請けの事務所などを家宅捜索したという。

雇用労働部の関係者は家宅捜索をおこなった理由について、「事故当時、公演企画会社とステージ設置業者の契約関係、ステージ設置関連の安全装置履行のための指示などを確認するためのもの」と明かした。

これに先立ち、先月31日、江原道・カンヌン（江陵）でPSYのコンサート「SUMMER SWAG（びっしょりショー）」のステージを撤去する際、スタッフが転落して死亡する事故が発生していた。

当時、PSYの所属事務所P NATION側は「午後3時50分ごろ、江原道・江陵総合運動場で外注スタッフが死亡するという痛ましい事故が発生した」と経緯を伝え、「故人は、モンゴル国籍の20代男性で、ステージ構造物を制作するA外注業者から雇用されていたスタッフ。このような事故で命を失うこととなってしまった故人に心から哀悼の意を捧げます」と伝えた。また「二度とこのような事故が発生しないよう対策準備および再発防止に責任をもって取り組んでいく」と約束した。