2017年11月27日、現地メディアによると、タイ北部チェンマイの4つ星ホテル・アモーラ ホテル タパエ チェンマイ(Amora Hotel Tapae Chiang Mai)で、 中国人観光客がエレベーターを破壊した。
市内観光から戻った中国人観光客は早く7階の部屋に戻ろうと、10名定員のエレベーターに無理やり15名が乗った。
過積載の警告音が鳴り響いても無視してエレベーターの運転を続行した。
7階への運転中に、重さに耐えきれなくなったケーブルが途中で切れたのではないかと見られている。
落下したエレベータ内はパニック状態になり、救出隊がエレベーターのドアが開いた瞬間、少しでも早く外に出ようと押し合い転倒するなどして負傷した5名が病院に運ばれた。
ケガはいずれも軽症。
チェンマイでは、中国人観光客のマナー問題が度々報じられているが、中国国内の公共交通機関を利用するときに順番やルールを無視して、我先に乗り込もうとする習慣が招いた悲しい事故と言えそうだ。
ホテル側は、エレベーターのセキュリティを強化するため、過積載での運転ができないよう改良する予定だ。
【日時】2017年11月29日(水)
【提供】Global News Asia