🌎 国際ニュース

北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の妹金与正（キム・ヨジョン）党中央委員会第1副部長が3日に電撃的に対南談話を通じて、韓国側を非難した。

朝鮮中央通信は同日夜10時30分ごろ、金与正党中央委員会第1副部長の談話を発表した。

金第1副部長は談話で青瓦台（大統領府）が、北朝鮮が最近、実施した軍事訓練目的の飛翔体発射に対して「遺憾」を発表したことについて「僭越なくだらない仕打ち」と述べた。

続けて金第1副部長は米韓が3月に実施しようとしていた米韓合同軍事演習を無期限延期したことについて「南（韓国）側に広がっている新型コロナウイルスが延期させたもので、青瓦台が決心したものではない」とし、「われわれが合同軍事演習を中断することを要求すれば、青瓦台はどのように答えて出るか知りたい」と批判した。

また「南側も合同軍事演習をかなり楽しんでいるほうだとわかっている」と述べた。

さらに「このような非論理的な主張と言動は、個別の誰かよりも南側全体に対するわれわれの不信と憎悪、軽蔑をいっそう増幅させるだけだ」とし「青瓦台の行動は、3歳の子供と全く変わらない。吐きだす一言一言、行動一つ一つが具体的で完ぺきにばかげている」と非難の声を高めた。

ただし、金第1副部長は「大統領の直接的な立場表明ではないことを幸いだとしなければならない」とした上で、文在寅（ムン・ジェイン）大統領に対する直接的な非難は避けた。

金第1副部長が自身名義の談話を発表したのは初めてのことだ。