道のまとめによりますと、道内に大雨などをもたらした4つの台風による農林水産関係の被害額は、12日までに、440億円あまりにのぼっています。
道によりますと、先月、道内に上陸したり、接近したりした台風7号と11号、それに9号と10号のあわせて4つの台風の農業被害は、道内139市町村に及んでいて、被害面積は2万4400ヘクタールあまり、被害額は340億9800万円あまりにのぼります。
このうち、台風10号による被害が、151億円1800万円と、最も多く、特に十勝地方ではジャガイモなどが水につかったり、トウモロコシが倒れたりして、被害面積は8881ヘクタール、被害額は72億3500万円あまりにのぼっています。
また、農業用ハウスや牛舎など、農業施設の被害は、あわせて2514棟で、被害額は8億円あまりとなっています。
一方、水産業の被害は、あわせて1458件、被害額は52億500万円あまりにのぼっていて、被害額の95%を台風10号による被害が占めています。
被害額が最も多いのは、渡島地方で、ホタテの養殖施設が壊れるなどして36億7700万円あまりとなっています。
また、林業の被害はあわせて299件、被害額は47億5100万円あまりとなっています。
この結果、農林水産関係の被害額は、あわせて440億円あまりにのぼっています。
[匿名さん]