■代わりに教育実習の評価と大学推薦
福岡市教育委員会は昨秋、2020年の教員採用試験の終了後、教育実習を活用した採用について検討を始めた。採用試験の受験者が減少傾向にあるなか、「今の方式では適性のある学生を十分採用できない」(担当者)との考えからだった。同年12月には福岡県内の大学と協議を開始。教育実習の評価方法などへの意見を踏まえ、今年3月に筆記試験と面接を課さない特別選考の導入を決めた。
これまでは1次で教養などの筆記試験、2次で面接と模擬授業を行い、採否を決めていた。特別選考では従来の試験をしない代わりに教育実習の評価と大学推薦で採否を決める。九州大や福岡大など提携を結ぶ県内15大学の学生が対象で、22年実施の採用試験(20年の試験では約600人採用)の2~3割を切り替える。15大学の採用実績(同約80人)をもとに、各大学の推薦数の上限を決める。
福岡市教育委員会は昨秋、2020年の教員採用試験の終了後、教育実習を活用した採用について検討を始めた。採用試験の受験者が減少傾向にあるなか、「今の方式では適性のある学生を十分採用できない」(担当者)との考えからだった。同年12月には福岡県内の大学と協議を開始。教育実習の評価方法などへの意見を踏まえ、今年3月に筆記試験と面接を課さない特別選考の導入を決めた。
これまでは1次で教養などの筆記試験、2次で面接と模擬授業を行い、採否を決めていた。特別選考では従来の試験をしない代わりに教育実習の評価と大学推薦で採否を決める。九州大や福岡大など提携を結ぶ県内15大学の学生が対象で、22年実施の採用試験(20年の試験では約600人採用)の2~3割を切り替える。15大学の採用実績(同約80人)をもとに、各大学の推薦数の上限を決める。