もし、安永議員において、この長年の不貞行為の事実を明らかにしたうえで選挙に臨んでいたのであれば、安永議員の弁明にも一理あるかもしれませんが、不貞行為の事実を秘匿したまま選挙に臨み、多くの市民の負託を受けたからと言っても、不貞行為の事実を秘匿している以
上、その負託を理由とすることはできないと考えるものであります。
また、50名以上の市民より、直方市政治倫理審査会にこの不貞行為についての調査請求を行っていました。それとかかわりなく市議会自身の自浄力の観点から対応すべき事柄であります。この安永議員の不貞行為を議会として座視し放置することは、反面において、議員の不貞行為を是認することにもなり、これ
では市議会に対する市民の信頼は地に落ちてしまいます。ですから、今こそ市民全体の代表者である議員とその議員によって構成員とする市議会として、この不貞行為問題に対して真摯に向き合い、毅然たる態度を示すことこそが、市議会として市民からの信頼を守るために必要不可欠な行動であると確信いたします。
このような不貞行為を平然と行った安永議員には、市議会としても、議員としての倫理に著しく背き、議員としての資質と資格を欠くものと認める姿勢を明確に示すべきであります。
以上の点から、直方市議会は、安永浩之議員に対し、今回の件を厳粛に受け止め、自らの意志と責任により直ちに直方市議会議員の職を辞するよう勧告するものである。
以上、決議する。
令和5年12月8日