吉祥寺通り魔的強盗殺人
東京・吉祥寺の路上で昨年2月、アルバイト山田亜理沙さん=当時(22)=を刺殺し財布を奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われた少年(19)の裁判員裁判で、東京地裁立川支部(倉沢千巌裁判長)は7日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
判決によると、少年は昨年2月28日、ルーマニア人少年(18)=強盗殺人罪などで起訴=と共謀し、東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目の路上で山田さんの背中をナイフで刺して殺害、現金約1万円の入った財布などを奪った。
検察側は論告で「遊ぶ金欲しさの通り魔的強盗殺人で、いきなり背後から襲い、強い力で刺しており、殺意があったことは明らか」と指摘。弁護側は最終弁論で「ナイフで刺す危険を分かっておらず、殺意はなかった」と主張していた。
ルーマニア人少年の初公判は、19日に立川支部で開かれる。livedoor