🎬 映画

菅原文太氏は、東映ヤクザ映画、後半の実録映画の時代にエースとなり、
多くの実録映画で主演、また、異色のコメデイ的作品にも愛川欽也氏と
共演し、盆正月の書き入れ時にしばらくの期間、必ず２本立てのうちの
主要作品として上映、大ヒットシリーズとして知られる。
菅原氏は、東北最大都市の伝統高校を卒業し、東京の有名私立大学出身、
モデルとしても活躍、映画全盛時代に複数の映画会社と契約後、当時、
最有力映画会社であった、東映に入社。
当初は、脇役が多く、その後、主要作品の準脇役、添え物の、B級プロ
グラムピクチャーの主演を務める。
東映ヤクザ映画の前半時代は任侠映画が主流であった。
当時のスターは、高倉健氏、鶴田浩二氏、藤純子さんらであった。
昭和４８年１月公開の、仁義なき戦い、の大ヒットにより、実録映画
の時代が始まった。その主演が菅原氏であった。それが、不良性感度
抜群という代名詞で表現されていた東映映画の時代の転換点であった。
実録映画のスターは、菅原氏と松方弘樹氏らであり、ヤクザの実態を
リアルに描いた集団群像劇がほとんどである。