金銭面だけを比べれば、札束攻勢をかける巨人が圧倒的に有利。広島の球団内には「35億か……」と諦めムードが漂う。もちろん「カネ」は大事な要素に違いない。が、丸には重視するものが他にあるという。広島の放送局関係者がこう明かす。
「本当は残りたいんだけど……。周囲の選手はそう聞いているみたい。でも条件面の中でも契約年数は譲れないところだそうです。広島の提示した契約は、新聞紙上で報じられている4年ではなく、実際は3年で出来高を含めた年4億円、つまり3年総額12億円。年俸で換算すると3億円から3・5億円ということになる。30億だ35億だと派手な巨人とは対照的でも、広島が現実路線なのは丸だって承知している。問題は3年という契約期間。ロッテは4年、巨人は5年。それだけでも後れを取っていますから」
求められるのはマネーゲームではなく、少しでも長い契約。今からでも広島が年数を「5年以上」に引き延ばせれば、巨人の「35億円」をひっくり返せるかもしれない。
「本当は残りたいんだけど……。周囲の選手はそう聞いているみたい。でも条件面の中でも契約年数は譲れないところだそうです。広島の提示した契約は、新聞紙上で報じられている4年ではなく、実際は3年で出来高を含めた年4億円、つまり3年総額12億円。年俸で換算すると3億円から3・5億円ということになる。30億だ35億だと派手な巨人とは対照的でも、広島が現実路線なのは丸だって承知している。問題は3年という契約期間。ロッテは4年、巨人は5年。それだけでも後れを取っていますから」
求められるのはマネーゲームではなく、少しでも長い契約。今からでも広島が年数を「5年以上」に引き延ばせれば、巨人の「35億円」をひっくり返せるかもしれない。