<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>5日、東京五輪の卓球競技では女子団体の3位決定戦と決勝戦が行われた。
女子日本代表が決勝で中国代表に0-3で敗れたが、3大会連続のメダルを獲得した。
銀メダルは2012年のロンドン五輪以来である。
女子日本は高い中国の壁を越えられず悲願の金メダルに向けて、トップのダブルスでここまで1ゲームも落としていない石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアが登場。
陳夢(チェンムン)/王曼昱(ワンマンユ・中国)ペアに1ゲーム先取するも、王曼昱の前陣での球さばきが光り、3ゲームを連取され初黒星となった。
2番手の伊藤美誠(スターツ)は、女子シングルス準決勝で敗れた孫穎莎(スンイーシャ・中国)との再戦となった。
孫穎莎の猛攻が伊藤のミスを誘い、2ゲーム先取する。
後がない伊藤はサービスやコース配分に工夫を凝らし1ゲーム取り返すが、第4ゲームで孫穎莎が冷静に対応し、伊藤から再び勝利をもぎ取った。
後がない日本の3番手に平野が登場。
王曼昱相手に序盤から競る展開になるも王曼昱が2ゲーム連取し、中国の優勝に王手をかけた。
平野もラリーで点を取るが、最後は王曼昱の積極的な攻撃が得点につながり、0-3で試合終了。
中国代表が女子団体で4連覇、日本代表も3大会連続のメダル獲得となった。
伊藤はこれで出場した全種目で、金・銀・銅の3つのメダルを獲得した。
3位決定戦は香港が銅メダルへ決勝に先駆けて行われた3位決定戦では中国香港代表とドイツ代表が激突。
トップのダブルスでシャン・シャオナ/ペトリッサ・ゾルヤ(ドイツ)ペアが杜凱琹(ドゥホイカン)/李皓晴(リホチン・中国香港)ペアに3-1で勝利するも、2番でエース起用となった蘇慧音(スーワイヤムミニー・中国香港)がカットマンのハン・イン(ドイツ)に勝利して1-1に並ぶ。
3番でも杜凱琹がペトリッサ・ゾルヤとのエース対決を制し、香港が銅メダル獲得に王手をかけた。
4番に再び蘇慧音が登場し、シャン・シャオナに2度のデュースを含む3-0のストレート勝ちで香港の銅メダル獲得を決めた。
最終日の見どころ卓球競技の最終日となる6日には、男子団体の3位決定戦と決勝戦が行われる。
日本代表は3位決定戦に登場、難敵である韓国代表との試合に臨む。
ドイツ戦で2本取りの活躍をした張本智和(木下グループ)、スウェーデンのエースに勝利し準決勝進出に導いた丹羽孝希(スヴェンソン)、そして混合ダブルス金メダリストの水谷隼(木下グループ)の3名が、2大会連続のメダルを狙う。
その相手である韓国代表からは、エースの鄭栄植(チョンヨンシク)に、李尚洙(イサンス)、そして張禹珍(チャンウジン)の3名が登場する。
中でも李尚洙は団体準決勝の中国戦で、シングルス金メダリストの馬龍(マロン・中国)とフルゲームに及ぶ大熱戦を繰り広げた。
互いに譲れないこの勝負をどちらが制し、銅メダル獲得となるか。
見逃せない一戦だ。
そして卓球競技最後の試合となる男子団体決勝には、五輪無敗の中国代表と、準決勝で日本を破ったドイツ代表が対決する。
男子シングルスで優勝の馬龍、準優勝の樊振東(ファンジェンドン・中国)、世界最強のペンホルダー・許昕(シュシン)を擁する中国代表が無敗記録を更新するのか。
一方ドイツ代表も、男子シングルス準決勝で馬龍をあと一歩まで追い詰めた銅メダリストのドミトリ・オフチャロフに、中国選手に何度も勝利経験を持つベテランのティモ・ボル、そしてパトリック・フランチスカと完璧な布陣で中国の牙城に挑む。
こちらの試合にも注目だ。
5日 日本代表結果女子団体決勝 日本 0-3 中国石川佳純/平野美宇 1-3 〇陳夢/王曼昱11-9/6-11/8-11/7-11伊藤美誠 1-3 〇孫穎莎8-11/5-11/11-3/3-11平野美宇 0-3 〇王曼昱5-11/9-11/3-11女子団体 成績1位 中国(4連覇)2位 日本3位 中国香港*日本、ロンドン五輪以来の銀メダル、3大会連続のメダル獲得最終日 試合予定11:00~ 男子団体3位決定戦日本 – 韓国19:30~ 男子団体決勝ドイツ – 中国文:ラリーズ編集部
【日時】2021年08月06日(金)
【提供】Rallys