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　Sexy Zoneに“地殻変動”が起きている。グループ随一の人気を誇っていた中島健人の好感度が急落し、それに反比例するかのように菊池風磨の株が高騰しているのだ。

　今月9日、菊池は個人のInstagramアカウントを開設。開設からわずか約24時間でフォロワー数が100万人を突破し、25日時点で約153万人にまで達している。同じ時期に佐藤勝利、松島聡も個人アカウントを開設したが、25日時点で佐藤のフォロワー数は約52万人、松島は約53万人で、菊池がぶっちぎりで支持を集めているようだ。

　グループでは、中島が昨年3月に一足早く個人アカウントを開設していたが、現時点でのフォロワー数は約152万人。菊池は開設から2週間ほどで、あっという間に中島を追い抜いてしまったことになる。

　Sexy Zoneといえば、エースは「不動のセンター佐藤勝利」とされていたが、実質的な人気トップは中島だといわれてきた。ソロ活動でも王道のアイドル路線を進んできた中島に対し、菊池はドッキリ企画などのバラエティ路線でブレイクするまで影が薄い印象があった。

　しかし、ここにきてファンからの支持が一気に逆転したようだ。そのきっかけとなったのは、中島が今月8日に3月末を持ってグループを脱退すると発表したことだ。

　中島は卒業について、4月からグループ名が改称されるタイミングと「30歳の節目」が重なったことが理由だと説明。さらに、テレビ番組で「（個人で）やりたいことがある中で、グループの活動に時間的に支障がある場合、もしかしたらメンバーに迷惑をかけちゃうかもしれない」と思いを告白した。メンバーを思いやっての言葉だったのだろうが、聞きようによっては「グループがソロ活動の足かせになる」という意味に感じられなくもないため、一部ファンの反発を招いた。

　中島が「これからもセクシーであることは変わらないですし、アイドルも卒業しないです」と宣言したことで一定の理解を示すファンもいたのだが、今月17日に元E-girlsの鷲尾伶奈との熱愛疑惑が報じられたことで反応が一変。中島は「鷲尾さんは尊敬するアーティストさんであり、友人の1人です」と釈明したが、8日に出演したトーク番組で「男女間の友情なんて成立しない」と自ら発言しており、痛恨の”矛盾”に多くのファンがあ然となった。

　結果、「アイドルの鑑」とまで称された中島のイメージは急落し、ファンから「ソロ活動のためにグループを見限ったようにしか見えない」「アイドルを続けると言った直後に熱愛が出ちゃうとかダメすぎでしょ」などと厳しい批判が飛び交う事態となった。

　多くのファンが中島に失望した一方、菊池への支持が急激に高まることに。菊池もバラエティにドラマに大忙しだが、あくまでグループ活動を軸にしており、メンバー想いの一面もファンに知られている。そうした姿勢がファンに好意的に受け止められているようだ。

　また、菊池は中島のグループ卒業について個人ブログで「脱退」と表現。2022年末にマリウス葉が芸能界を引退した際は「卒業」という表現で統一されていたため、中島の卒業に思うところがあるのではないかとファンが騒然となった。ジュニアのころから通称「ふまけん」コンビと呼ばれるほど強い絆で結ばれていた中島に対して、菊池があえて「脱退」という言葉を使ったのは意味深に思える。そうした背景があり、中島に反発するファンが菊池支持に回っている面もあるようだ。

　Sexy Zoneは4月からグループ名を改めて菊池を中心に3人体制となり、中島は事務所に残ったままソロとして新たなフィールドに飛び出す。ファンの反応も含め、どちらも重大な新局面を迎えることになりそうだ。