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1stシングル『眼差しSniper』がYouTubeで400万回再生を超えるなど、昨年12月のデビュー以来大注目の新グループ・WHITE SCORPIONがBUBKA初登場。最年少センターHANNAと精神的支柱としてグループを支えるNICOが、活動に懸ける思いと野望を語った。

初対面の圧力

──『IDOL3.0 PROJECT』から誕生したグループ・WHITE SCORPIONですが、二人がオーディションを受けたきっかけは？

NICO　母がSNSで見つけて、「応募してみたら？」って勧めてくれました。元々アイドル活動をしていたんですけど、解散して1年くらい何もしてない期間があって。もうアイドルも終わりかな……って自分の中で諦めがあったんです。でも、やりきれてない気持ちもあったし、母も私にまだアイドルを続けてほしかったみたいで、最後のチャンスだと思って応募しました。

HANNA　私もお母さんがTikTokで見つけて、勧めてくれました。それでサイトを見てみたら、実写と二次元が組み合わさったイメージショットがあって、それが新鮮で興味を持ちました。

──ライブや握手会だけではなく、メタバースやNFTの技術を駆使した活動もする、というのは理解できました？

HANNA　すぐにはわからなかったです(笑)。でも、最先端を取り入れてる感じがして、いいなって思いました。

──迷わずに応募したんですか？

NICO　締め切りの1日前とかギリギリまで迷った記憶があります。慌てて応募用の写真をダイソーの端っこの白い壁の前で撮りました(笑)。

HANNA　私はオーディションの説明会に行った時にスカウトしてもらって、3次審査からの参加でした。でも、写真を提出しなきゃいけなかったので、私も家のおしゃれな白い壁のところで撮りました。

──お互いの最初の印象は？

NICO　合宿審査で同じグループになってから話したんだっけ？

HANNA　もうちょっと前。グループを振り分けられた時に名前を呼ばれて、隣の席に座ったんだよ。

NICO　私が？

HANNA　うん。NICOが「何歳？」とか「大人っぽいね」って声をかけてくれて。

NICO　記憶にない……。

HANNA　優しいお姉さんだな～って。

NICO　え、違うでしょ？ 第一印象「怖い」とか言ってなかった？

HANNA　合宿の時、ちょっと怖かったかも(笑)。

──どうしてですか？

HANNA　とにかく元気で、はしゃいでいたので(笑)。友だちにいないタイプの子だと思って。

NICO　初対面でも仲良くできるタイプなので、合宿の時からみんなに話しかけてたんです。

──合宿は何日間あったんですか？

NICO　5日間でした。人によってはハードだったかもしれないけど、私は楽しかったです。最終日に一緒のグループの子たちと集まって話したり、みんなで大浴場に入って裸の付き合いもしました(笑)。

HANNA　合宿でみんなとの距離が縮まったと思います。

末っ子係の仕事

──見た目は大人っぽいHANNAさんですが、最年少らしいところはありますか？

NICO　ホテルの部屋が一緒の時とかは、すごく懐いてきて愛おしいです。ほかのメンバーにちょっかいをかけられた時に「NICOぉ～！」って助けを求めに来たり。あと、気づいたらお菓子を食べているところも可愛いです。

──ジェネレーションギャップを感じます？

NICO　意外と感じないです。昭和の歌謡曲をたくさん知ってて、一緒にカラオケに行った時も……なに歌ってたっけ？

HANNA　松田聖子さんとかピンク・レディーさんとか。昭和のアイドルがかわいくて好きなんです。よくTikTokで流れてくるので、それを見て好きになりました。
──カラオケで『ペッパー警部』とか『サウスポー』を振り付きで歌う？

HANNA　『UFO』くらいなら(笑)。でも、ちょっと恥ずかしい……。

NICO　なんで？ いいじゃん。

HANNA　みんな知らなくて、伝わらないのが悲しい。同級生とカラオケに行って、『ヤマトナデシコ七変化』とか『コーヒー・ルンバ』を歌ったら引かれました。

NICO　私も音楽番組の昭和歌謡曲特集とかで聴いたことあるかな？ くらいだよ(笑)。

取材・文／宮田英一郎