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元日に合わせた3連休（2023年12月30日から2024年1月1日まで）の間、黒竜江省ハルビン市は冬の観光目的地として高い人気を集め、一躍ネットで人気の都市になった。1日の時点で、ハルビン市を訪問した観光者は延べ304万7900人、観光収入は59億1400万元（約1182億8000万円）と、いずれも過去最高に達した。2024年の「開幕スタートダッシュ」成功は決して偶然ではない。3連休前から、同市はさまざまな「おもてなし」を提供し、好感度が爆上がりしていた。

ハルビン太平国際空港では客室乗務員がダンスで旅客を迎え、商業施設ではオーケストラのコンサートが行われ、街ではオロチョン族がトナカイを連れて通りを歩くなど、ハルビンの地元の人も「見慣れない風景」と驚きの声を挙げている。

満月と雪景色の写真を撮影したいという人向けには、ハルビン市の聖ソフィア大聖堂の上空にドローンを使って「人工満月」を浮かべ、ロマンチックな夜を演出した。広場には、観光客が休憩して暖まることができる休憩場所も設置した。

また、「2024ハルビン新年コンサート」や3Dホログラムをバレエに組み込んだバレエ作品「冬日夢幻」、ロシアのミュージカル「アンナ・カレーニナ」などが次々と披露されている。今シーズンの冬、ハルビンで最も人気となっている観光地・ハルビン氷雪大世界は、観光客にできるだけ楽しく遊んでもらうとあの手この手を尽くしており、ショーや花火、芸能人登場、キャラクターパレードといったイベントを開催して、「年越し」のお祝いムードを演出した。

ハルビン市は全力で「誠意」を示して観光客をもてなし、同市の市民も積極的に呼び掛けに応じ、多くの人が自家用車を使って、旅行客の無料ホテル送迎を行っている。

旅行サイト・携程網の統計によると、3連休中、ハルビン市の観光関連のオーダー数は前年同期比で158％増となり、オンライン観光プラットフォームにおいて爆発的人気となった。グルメを見ると、「鉄鍋燉（鉄鍋を使った煮込み料理）」や「殺猪菜（豚のさまざまな部位を白菜の漬物などと一緒に煮込んだ料理）」などの名物料理、ロシア料理、「馬迭爾氷棍（MODERNアイスバー）」などが大人気となっている。3連休中、「馬迭爾氷棍」は10万本売れた。（提供/人民網日本語版・編集/KN）