少人数学級の実現に注目高まる 大学教授ら署名活動開始
2020年7月16日[購読会員限定]
Facebook
Twitter
Email
Print
新型コロナウイルスの感染拡大に取り組みながら学校を運営するためには、少人数学級を実現するべきだとして、教育を研究する大学教授らが7月16日、文科省内で記者会見を開き、学級編成の標準を現在の40人から、来年度にも30人に、その先には20人程度にする必要があると訴え、インターネット上で署名活動をスタートさせたことを明らかにした。少人数学級の実現は、地方自治体の首長らが必要な教員の確保と合わせて政府に要望しているほか、全日本教職員組合(全教)が同日公表した学校実態調査でも学校現場の声として多く挙げられている。Withコロナ時代の学校運営を考える上で、長年の懸案だった少人数学級の実現に注目が高まってきた。
署名活動の狙いについて、記者会見した乾彰夫・東京都立大名誉教授は「(新型コロナ感染症のリスクがある状況で)学校生活を継続していくためには、教室の空間的ゆとりを確保しつつ、児童生徒一人一人に寄り添った指導やケアが提供できるよう、教育条件を整備しなければならない」と説明。
[匿名さん]
もう政府のやることバカすぎてヤバい
唐突な臨時休校
スマホ持ち込み
少人数のための教員増加
検討外れにも程がある
[匿名さん]
コロナ収束後の教育「少人数学級の指導体制など検討を」首相
2020年8月25日 19時01分
新型コロナウイルスの感染が収束したあとの新たな学びの在り方をめぐって、政府の教育再生実行会議が開かれ、安倍総理大臣は少人数学級の指導体制などを検討する必要があるという考えを示しました。
政府の教育再生実行会議は、新型コロナウイルスの感染が収束したあとの新たな学びの在り方などについて検討しており、25日午後、総理大臣官邸で会合を開きました。
安倍総理大臣は「ポストコロナ期において、子どもたちを誰ひとり取り残すことなく学びを保障していくことが何よりも重要だ。ICTの本格的活用による個別最適な学びや少人数による指導体制など、環境の整備について改めて検討する必要がある」と述べ、少人数学級の指導体制などを検討する必要があるという考えを示しました。
また萩生田文部科学大臣は「来年5月ごろには提言を取りまとめてもらいたいと考えているが、議論の進捗(しんちょく)やその時々の状況を踏まえながら提言に先んじて一定の方向性を示してもらうなど、柔軟に対応していきたい」と述べました。
このあと会合では、具体的な検討を進めるため、有識者などでつくる2つの作業グループの設置を決めました。
[匿名さん]