尖閣周辺、中国船が領海侵入 8日以来、今年14日目
14日午前10時ごろから、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船4隻が相次いで侵入した。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは8日以来で、今年14日目。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、いずれも機関砲を搭載。領海から出るよう巡視船が要求した。領海外側の接続水域も含めた尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは177日連続。
5/14(水) 12:03配信
共同通信
[匿名さん]
中国が日中中間線付近に新たな構造物を設置か 衛星画像が2隻の大型作業船を捉える
東シナ海の日中中間線の西側の海域で、中国による構造物1基の設置に向けた動きが確認された問題で、現場海域では2隻の大型船が設置作業をしているとみられることが14日、欧州宇宙機関(ESA)の衛星画像や船舶自動識別装置(AIS)のデータから明らかになった。
海上保安庁の発表などによると、この動きは久米島(沖縄県久米島町)の北西約345キロ沖で確認された。資源開発のための設備を設置するものとみられ、外務省の金井正彰アジア大洋州局長は13日、在日中国大使館の施泳次席公使に強く抗議した。海保は、同海域に「海上プラットフォームの架台らしきもの存在」とする航行警報を出し、周辺の船舶に注意を呼びかけている。
ESAの衛星画像や船舶のAISの情報などを提供するWEBサイト「ヴェセルファインダー」のデータを基に産経新聞が分析したところ、中国船籍の大型船2隻が現場海域に停泊していることが分かった。2隻は5月11日午後0時ごろ現場海域に到着し、その後、ほぼ同じ場所にとどまっている。
2隻は、全長297メートルの大型クレーン船「振華30」と、160メートルの重量物運搬船「徳渤3」とみられる。中国メディアの報道によると、振華30は、韓国で2014年4月に沈没し、修学旅行中の高校生ら304人が犠牲となった旅客船セウォル号の船体引き上げに携わった。また徳渤3は、2019年に中国のロケット「長征11号」の発射台船として使用されたという。
AISデータには、大型船2隻に補給船やタグボートが接近する記録も残されており、設置作業は着々と進んでいるとみられる。
日中両政府は、2008年にガス田共同開発で合意したが、これまで中国は中間線の西側海域に18基の構造物を設置してきた。今回
設置作業が完了すれば19基目となる。外務省は13日の抗議に関連し、ガス田共同開発の合意に基づく交渉再開に早期に応じるよう求めた。
同海域は、排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の境界が未画定となっている。国連海洋法条約は、EEZを管轄する国にしか構造物設置を認めておらず、中国による一方的な資源開発は条約の趣旨に反している。
5/15(木) 7:00配信
産経新聞
(データアナリスト 西山諒)
[匿名さん]