>>247
如来の法力を説明したものに如来の十力というのが有ります。
1、すべての理と非理とを知る力(処非処智力)
2、三世の業と、その報いとの因果関係を知る力(業異熟智力)
3、全ての禅定や三昧の順次や浅深を知る力(静慮解脱等持等至智力)
4、衆生の能力や性質の勝劣などを知る力(根上下智力)
5、衆生の了解断定を知る力(種種勝解智力)
6、衆生の素性素質やその行為などを知る力(種種界智力)
7、人天などの諸々の世界に趣く行の因果を知る力(遍趣行智力)
8、過去世の種々の事を憶いだし知悉する力(宿住随念智力)
9、天眼をもって衆生の死生の時や未来生の善悪の世界を知る力(死生智力)
10、みずから全ての煩悩が尽きて次の生存(後有)を受けないことを知り、また他のものが煩悩を断つのを誤らずに知る力(漏尽智力)
これらの法力を持った仏様を言葉で説明すると短いものだと
最上とか無量、広大無辺とか(これらを現代的に言えば最高)
の言葉になる訳です。
これらの力は地蔵菩薩や観音菩薩や不動明王など
沢山の尊格も持っている
能力です。
大乗経典は仏様や菩薩の悟りの内容や功徳を書いた経典が多いですから
最高という表現が沢山有ります。