身長166センチと小柄な本田選手の持ち味は、素早い反応からの上段突き。決勝でヨルダンの選手に敗れたものの、「自分なりの戦い方ができた」と言う。
空手を始めたのは幼稚園の時。3歳上の兄の影響だった。「勘の良さ、瞬発力が際立っていた」と、地元で指導してきた古空会(大崎市)の代表、須江宏信さん(61)は振り返る。
中学までの基礎の上に、高校からは「自ら考える」ことを課した。1日約6時間の練習で意識するのは、相手の懐に入り込むスピードと当たり負けしない体。厳しい練習を経て、「試合で硬くならず、速さを出せるようになった」と感じる。突きの精度に加え、蹴り技にも磨きをかける。
高校時代、個人戦績はインターハイ2回戦が最高だったが、才能が開花し、今この階級で国内トップクラスにいる。「目の前の試合一つ一つに向かい、オリンピックを目指したい」。3年後を見据え、目の奥に静かな闘志をたたえる。
空手を始めたのは幼稚園の時。3歳上の兄の影響だった。「勘の良さ、瞬発力が際立っていた」と、地元で指導してきた古空会(大崎市)の代表、須江宏信さん(61)は振り返る。
中学までの基礎の上に、高校からは「自ら考える」ことを課した。1日約6時間の練習で意識するのは、相手の懐に入り込むスピードと当たり負けしない体。厳しい練習を経て、「試合で硬くならず、速さを出せるようになった」と感じる。突きの精度に加え、蹴り技にも磨きをかける。
高校時代、個人戦績はインターハイ2回戦が最高だったが、才能が開花し、今この階級で国内トップクラスにいる。「目の前の試合一つ一つに向かい、オリンピックを目指したい」。3年後を見据え、目の奥に静かな闘志をたたえる。