女子70キロ級銅メダルの大野は3位決定戦で気迫あふれる闘いぶりで指導3を引き出し、反則勝ちで意地を見せた。「優勝を狙っていただけに悔しい。決勝で新井選手と対戦したかった」と唇をかんだ。男子90キロ級銅メダルの長沢は延長3分半過ぎ、強引な投げで自らつぶれた相手を返し技で仕留めた。延長戦が続き、スタミナ面の課題も見えたが「3位になることが次につながると思い、絶対に勝つという気持ちだった」と振り返った。
[匿名さん]
大野陽子が金「すごく勝ちにこだわった」 柔道GS
[2019年2月11日10時28分]
女子70キロ級で優勝した大野陽子(共同)
<柔道:グランドスラム(GS)パリ大会>◇最終日◇10日
男女計7階級が行われ、女子70キロ級で昨年の世界選手権3位の大野陽子(コマツ)が決勝でフランス選手に一本勝ちして優勝した。男子100キロ超級で2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜は決勝で金成民(韓国)に一本負けした。
男子100キロ級で元世界王者のウルフ・アロン(了徳寺学園職)は決勝で、世界選手権2年連続2位で世界ランキング1位のバルラム・リパルテリアニ(ジョージア)に優勢で敗れた。
男子90キロ級で昨年の世界選手権3位の長沢憲大(パーク24)は向翔一郎(ALSOK)、女子78キロ級の梅木真美(ALSOK)は佐藤瑠香(コマツ)との3位決定戦を制した。男子100キロ超級の影浦心(日本中央競馬会)、女子78キロ超級で全日本女王の素根輝(福岡・南筑高)、女子70キロ級の新添左季(山梨学院大)も3位に入った。
GSパリ大会は今年最初の主要国際大会。世界選手権東京大会(8〜9月)の代表選考会の1つとなっている。
[匿名さん]