感染のピークが見えず、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)は深刻化している。県内の実効再生産数は大型連休を終えるまで1以下だったが、連休直後の10日から1週間で1・71に跳ね上がった。17~23日の数値(1・61)も横ばいで下がらず、県の糸数公医療技監は今週、新規感染者数が急増した先週を超える規模の感染拡大に至る可能性に言及。「(1日の感染者が)300人に近づく可能性がある」と述べた。家庭内と職場内での感染拡大がメーンとみている。
県は今月、23カ所だったコロナ患者受け入れ医療機関を25カ所に増やし、最大確保病床数も536床から555床に拡大。ただ25日時点の確保522床のうち441床は埋まり「増やしてもすぐ埋まる」(県)状態が続いている。県内5カ所(413室)ある軽症者向けの療養ホテルも増やすため公募を始めた。
25日時点で入院・療養先の調整を待つ「調整中」の患者は630人に上る。入院が必要でも入院できない感染患者の一時待機ステーションについて、糸数技監は「議論はしているが具体的な案はこれから。どういう医療を提供するかを含め検討段階だ」と述べるにとどめた。
県は今月、23カ所だったコロナ患者受け入れ医療機関を25カ所に増やし、最大確保病床数も536床から555床に拡大。ただ25日時点の確保522床のうち441床は埋まり「増やしてもすぐ埋まる」(県)状態が続いている。県内5カ所(413室)ある軽症者向けの療養ホテルも増やすため公募を始めた。
25日時点で入院・療養先の調整を待つ「調整中」の患者は630人に上る。入院が必要でも入院できない感染患者の一時待機ステーションについて、糸数技監は「議論はしているが具体的な案はこれから。どういう医療を提供するかを含め検討段階だ」と述べるにとどめた。