元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が11日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。米トランプ政権が、すべての貿易相手国に対し一律10%の関税措置を課す姿勢を見せていることに関連し、コメの輸入について自身の考えを述べた。
米政権は4月5日、国別の貿易赤字を参考に独自に設けた「相互関税」の第1弾として、ほぼ全ての国に10%の関税を課した。9日には約60カ国・地域を対象に、税率を上乗せする第2弾を発動したが、米債券市場や株式市場の混乱を受け、90日間の停止を決めた。
トランプ大統領は今月8日「一部の国は巨額の対米貿易黒字があるため、関税はより高水準になる」と指摘し、英国との交渉合意で維持した10%関税の妥結が最低水準になるとの考えを示した。一方、9日には、例外的な対応を取る可能性にも言及した。
日本は米国に一連の高関税策の撤廃を求めているが、米政権は日本にも同様の対応をするとみられ、厳しい交渉が続くとみられる。米商務省によると、米国のモノの対日貿易赤字は2024年に687億ドル(約10兆円)となり、台湾、カナダなどに続き8番目に大きい。
橋下氏は、番組に生出演した石破茂首相との自動車、農産品の関税についての議論の中で、「日本の自動車産業がここまで強くなったのは、やっぱ海外の企業と競争したからですよね。やっぱり日本の農家さんにも海外のものと競争してもらわないといけないと思う」と自身の考えを述べた。
これに対し、首相はコメの輸入増については「1つの策」としながらも明言はせず、「質は勝てるわけです。要は値段の問題であってね。おいしいんだから高くて当たり…
【日時】2025年05月11日(日) 10:06
【ソース】スポーツニッポン