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2024年1月期のドラマから、ネクストブレイクが期待される若手女優9人をピックアップして紹介する。

◆「君が心をくれたから」出口夏希

フジテレビ系「君が心をくれたから」（毎週月曜よる9時）で気になるのは出口夏希（でぐち・なつき／22）。同作は主人公・逢原雨（永野芽郁）が、かつて心を通わせた男性、朝野太陽（山田裕貴）のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、“過酷な奇跡”が引き起こすファンタジーラブストーリーで、出口演じる朝野春陽は太陽の妹で、名前の通り明るく兄思いな一面を持つという役どころ。

そんな出口は2023年、TBS系「１８／４０～ふたりなら夢も恋も～」、フジテレビ系「いちばんすきな花」など多数のドラマで活躍。雑誌「Seventeen」のミスセブンティーン2018に選ばれ、現在は「non･no」専属モデルを務めており、正統派美人なキリッとした美しさのあるビジュアルを活かし、女優とモデルの両方で活躍し始めている。

◆「春になったら」見上愛・影山優佳

15日よりスタートするカンテレ・フジテレビ系「春になったら」（毎週月曜よる10時）からは見上愛（みかみ・あい／23）と影山優佳（かげやま・ゆうか／22）の2人をピックアップ。同作は、“3ヶ月後に結婚する娘”・椎名瞳（奈緒）と“3ヶ月後にこの世を去る父”。椎名雅彦（木梨憲武）が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3ヶ月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。

見上は瞳の親友であるOLの大里美奈子を演じ、瞳のことを思う岸圭吾（Snow Man深澤辰哉）に密かに思いを寄せるという複雑な役どころを担う。2019年より女優として活動している見上は、エキゾチックなビジュアルが持ち味でMBS「liar」（2022）、「往生際の意味を知れ！」（2023）で主演。Netflixドラマ「幽☆遊☆白書」（配信中）や、NHK大河ドラマ「光る君へ」と話題作にも続々と名を連ねている。

影山は2023年7月に日向坂46を卒業し、早くも女優として活動する中での今作への出演となり、若手助産師の斉藤愛里を演じる。グループ在籍時からサッカーマニアであることで知られ、ワールドカップでの“神予想”で一躍その名を広めた。映画「かぐや様は告らせたい ～天才たちの恋愛頭脳戦～ ファイナル」（2021）などの出演作品を経て、新たに一歩踏み出した彼女の演技に期待がかかる。

◆「マルス-ゼロの革命-」横田真悠

23日よりスタートするテレビ朝日系「マルス-ゼロの革命-」（毎週火曜よる9時）からは横田真悠（よこた・まゆう／24）に注目。なにわ男子の道枝駿佑が主演を務め、謎多きカリスマ転校生と落ちこぼれ高校生たちが令和の日本をぶっ壊す前代未聞の青春“クーデター”サスペンスを描く同作だが、横田は美島零（道枝）率いる「マルス」の癒し担当・桜庭杏花役に。

横田は「Seventeen」のミスセブンティーン2018でグランプリに輝きモデルデビュー。日本テレビ系「3年A組―今から皆さんは、人質です―」（2019）で俳優としてもデビューを果たし、「non･no」モデルと演技活動を両立。現在放送中のTBS系「ラヴィット！」（毎週月～金曜／あさ8時～9時55分）の木曜レギュラーとしても笑顔を絶やさずキュートに振る舞う姿で世間に名前を浸透させた。サスペンス作品の中で杏花がどのように“癒し”のポジションを担っていくのか期待がかかる。

◆「Eye Love You」鳴海唯

同じく23日からのスタートを控えるTBS系「Eye Love You」（毎週火曜よる10時）からは、主演の二階堂ふみ演じる本宮侑里が社長のチョコレートショップの社員・仁科明日香役の鳴海唯（なるみ・ゆい／25）が気になる。NHK連続テレビ小説「なつぞら」（2019）でドラマデビューし、Vシネクスト「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」（2021）や「POPEYE」ガールフレンド特集の表紙を飾り注目を集める鳴海は、飾らないナチュラルな美しさを秘めたビジュアルが魅力。

4月より戸田恵梨香や有村架純の所属するフラームに移籍し、NHK大河ドラマ「どうする家康」（2023）では山田裕貴演じる本多忠勝の娘・稲を演じるなどより本格的な女優活動をスタートさせた。民放GP帯連続ドラマ史上初のヒロインの相手役に韓国人俳優を迎えて放送される、注目度の高いラブストーリーの同作で鳴海はどう作用していくのか。

◆「婚活1000本ノック」白河れい

17日よりスタートするフジテレビ系「婚活1000本ノック」（毎週水曜よる10時）に出演する白河れい（しらかわ・れい／21）は元横綱・貴乃花光司と元フジテレビアナウンサーでタレント・河野景子の娘であることで話題に。出会いを求めて婚活に挑むヒロイン・綾子（3時のヒロイン福田麻貴）の生き様に共感したり、綾子とバディとなった幽霊・山田（FANTASTICS八木勇征）が一緒に奮闘する失敗だらけの姿を描く婚活コメディードラマだが、白河は小説家の綾子の編集担当・相沢役として登場する。

2023年1月に芸能界デビューを発表するとまたたく間に注目を集め、フジテレビ系「ぽかぽか」（毎週月曜～金曜ひる11時50分～）には月曜レギュラーとして出演している。今回で連続ドラマには初めてのレギュラー出演となるが、華やかなビジュアルとはギャップのある“オタク気質”な役柄でどんな魅力を提示してくれるか注目だ。

◆「院内警察」工藤美桜

フジテレビ系「院内警察」（毎週金曜よる9時）に出演している工藤美桜（くどう・みお／24）も注目株のうちの1人。主人公の院内刑事・武良井治（桐谷健太）が務める阿栖暮総合病院の看護師・白石日向役を演じる。

テレビ朝日系仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーゴースト」（2015～2016）でテレビドラマ初出演。その後テレビ朝日系スーパー戦隊シリーズ「魔進戦隊キラメイジャー」（2020～2021）でキラメイピンク役を務めるとキュートなビジュアルが注目を集め一躍話題に。TBS系日曜劇場「TOKYO MER～走る緊急救命室～」（2021）では危機管理対策室に勤務する清川標役を熱演し、毎回登場した「死者は…ゼロです！」のセリフを強く記憶している視聴者も多いことだろう。今回は、患者の間ではオアシスと言われるほどの人気者だが、なにか悩みを抱えているという複雑な役柄。物語が進むにつれて明らかになるだろう日向の素顔に注目していきたい。

◆「不適切にもほどがある！」河合優実

アンニュイなオーラで“令和の山口百恵”とも称される河合優実（かわい・ゆうみ／23）は、26日からの放送を控えるTBS系「不適切にもほどがある！」（毎週金曜よる10時）に出演。阿部サダヲ演じる昭和のおじさん・小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言を炸裂。コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていく意識低い系タイムスリップコメディで、宮藤官九郎が脚本を務めることでも解禁時から話題を集めた。

河合は市郎の1人娘・小川純子役。非行を繰り返し、市郎とは日々言い争いが絶えないが、本当は父親思いの優しい一面を持つ昭和の女子高生だ。河合は、これまで複数のドラマ、映画に出演し「第14回TAMA映画賞」最優秀新進女優賞、「第44回ヨコハマ映画祭」助演女優賞、「第35 回日刊スポーツ映画大賞」新人賞など数々の賞を受賞。若手実力派俳優として頭角を現している中での今回の出演となり、話題を集めている作品だからこそ、阿部との親子役をどう全うしていくのか。

◆「さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～」當真あみ

TBS系日曜劇場「さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～」（毎週日曜よる9時～）に出演する當真あみ（とうま・あみ／17）はめきめきと実力を身に着けているネクストブレイク女優の筆頭。2021年7月のデビュー後わずか半年でTBS系ドラマ「妻、小学生になる。」（2021年）「オールドルーキー」（2022年）と話題作に出演。若手女優の登竜門と言われるアサヒ飲料「カルピスウォーター」の14代目のテレビCMキャラクターにも抜擢された。

2023年は「どうする家康」にて、嵐の松本潤演じる徳川家康の娘・亀姫役で存在感を発揮し、日本テレビ系「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」で複雑な事情を抱える東風谷葵役を熱演すると、視聴者の涙を誘った。

西島秀俊演じる夏目俊平と芦田愛菜演じるその娘・響による親子の愛の物語を紡ぐ同作でそんな當真が演じるのは、俊平が指揮をすることとなる晴見フィルハーモニーに入る谷崎天音役。楽天的だがある秘密を抱えているという二面性のある役柄を、既に定評のある演技力でどう表現していくのかチェックだ。（modelpress編集部）