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JR北海道からタイ国鉄に無償で寄贈された中古車両「キハ183系」は、タイ国内で改造され、現在は観光列車として使用されて人気を博しています。

そんな「キハ183系」の写真を、2023年7月30日にX（Twitter）で投稿したのは日本人の旅ねずみWorld（@tabinezumiworld）さん。その写真はバンコク・パヤタイ地区で撮影されたもので、ゴミの山の中を「キハ183系」が走行するというものでした。

パヤタイスラムを走るキハ183やタイ国鉄の普通列車。バンコクの富の中でもこのような貧の差があるのも実情。この場所は数年以内にはARLやレッドラインの高架線が出来るだろう。 pic.twitter.com/3y9btrcbr6

— 旅ねずみWorld (@tabinezumiworld) July 30, 2023

この写真が拡散されると、動いたのはバンコク都のチャッチャート・シッティパン知事。知事は、すぐに撮影されば場所を訪れ、ゴミの撤去・清掃を命じました。

なお、線路沿いのゴミは、ドンムアン空港－スワンナプーム空港－ウタパオ空港を結ぶの高速鉄道路線の建設に向けて、線路に隣接して不法に建てられた約100軒の家屋を取り壊した後の残骸で、撤去されず放置されたものなのだとか。

8月2日にタイ国鉄は、公式Facebookページに、約30人の作業員がゴミを撤去する様子の写真を投稿しています。