米国政府がアフガン難民を在韓米軍基地に臨時収容するとの案を検討していることがわかり、韓国国内で反発の声が上がっている。
韓国メディア「時事ニュース」は23日、在韓米軍基地にアフガン難民を収容することになれば、これは韓国政府の意思とは関係なく恣意的に基地を活用することになると報じた。原則として韓国の法律が適用される米軍基地を「むやみに渡してはならない」との指摘だ。これを前に、米国メディア「ウォール・ストリート・ジャーナル」は去る21日(現地時間)、米高官の発言を引用し「国防総省は日本や韓国、イタリアなどにある米軍基地にアフガン難民を収容することを検討している」と報じた。同件について、韓国「共に民主党」のソン・ヨンギル代表は22日「韓国に協力したアフガン人を難民として受け入れるべきではあるが、米国が在韓米軍基地に自らが連れてきた難民を収容する問題については反対する」と述べた。また、パク・ヨンジン議員も「きょう突然報じられた在韓米軍基地への難民収容問題は、在韓米軍基地が難民キャンプになることを意味し、米国が韓国と合意した協約・協定の範囲を超えた問題になる。よって、慎重に検討すべきだ」と主張した。
一方、23日午前、ソウル市にある外交部(外務省に相当)庁舎前では、アフガニスタンに住む家族や知人の救出を求めるデモがおこなわれている。
【日時】2021年08月23日(月) 10:33
【提供】WoW!Korea