⛩️ 出雲市雑談

島根県は、実際は提供していないサービスを名目に、合わせて８４０万円を不正に受け取っていたとして、出雲市の会社が運営する２つの障害福祉サービス事業所の指定を取り消す処分を決定しました。
指定取り消しの処分が決まったのは、出雲市の「株式会社ユーアイ」が運営する「ユーアイワーク」と、「ユーアイサポート」の２つの障害福祉サービス事業所です。
島根県によりますと、これらの事業所では、パソコンを使った書類作成の指導などのサービスについて、実際にはしていないにもかかわらず、サービスを提供したと申請し、合わせて８４０万円を不正に受け取っていました。
また、「ユーアイサポート」では、配置が義務づけられている職員がそもそもおらず、虚偽の申請をして県から指定を受けていたということです。
ことしに入って、事業所からの報告を受けた県が監査を行ったところ、不正が明らかになり、県は、２つの事業所の指定を６月末で取り消すことを決めたということです。
県では、事業所が監査などに応じていることや、返還の意思を示していることから刑事告訴は行わないとしています。
県障がい福祉課は、「不正請求や虚偽の申請による指定はあってはならないことだ。今回の事実を受けとめ、今後、再発防止に努めていきたい」と話しています。