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中国の孫文大学第五附属病院が退院30日後の患者を調べたところ、半数以上に肺拡散容量の低下、呼吸筋力の低下、肺画像異常が認められた。この中には、重症ではない患者も含まれていた。
「感染して症状が出なくても、呼吸系に炎症が残って肺などの細胞に異常が生じて呼吸器系の症状が出るケースや、神経系にダメージが蓄積して味覚障害や嗅覚障害が出る可能性があります。こうした後遺症がどれだけ続くかは、現時点ではっきりしたことが言えません」(三鴨医師)
日本はPCR検査の件数が圧倒的に少なく、陽性者を十分に捕捉できていません。事実、6月16日発表の厚労省の検査では東京で0.1%が抗体を保有しているとされた。1400万人の人口から換算すると1万000人が感染したはずですが、6月上旬時点の陽性者はのべ約5300人です。
感染しても回復した人は相当数いると推測されるが無症状でも後遺症がじわじわと続く人が多く現われています(三鴨医師)