🌿邑智郡雑談

邑南町のレジャー施設「瑞穂ハイランド」で24日にあったウオータースライダーの事故で、意識不明の重体になっていた同町の小学3年の男児（8）が25日、搬送先の病院で死亡した。事故を受け、同町は同日記者会見を開き、石橋良治町長が「見守り体制が不十分だった」と謝罪。引率者の配置に問題があったとの認識を示した。
町によると、男児たち児童10人は、地元公民館が主催するデイキャンプで施設を訪問。男児がスライダーのゴール近くで遊んでいたところ、別の児童が上から滑り降りてきて衝突した。別の児童は声を出し、避けようとしていたが、ぶつかったという。
男児は衝突後、引率者に付き添われて送迎用の車内で休んでいたが、しばらくして意識を失い、病院に搬送された。頭部外傷による呼吸不全と診断されたという。
町役場であった会見で、町教委の大橋覚教育長が事故の状況を説明。「スライダーという危険な遊びをする際の危機管理が劣っていた」と話した。体調に不安のあった男児の近くで引率者1人が見守っていたが、上側のスタート地点には引率者を配置していなかった。大橋教育長は「体験活動の危機管理マニュアルを見直し、再発防止に努める」とした。