🍎 飯南町雑談

飯南町教育委員会は、町内の小学校低学年の児童が同級生からいじめを受け、学校に通えていない状況にあると明らかにしました。
一方、児童の保護者は、「加害者が優遇され、被害者の学習の機会が奪われている」などとして改善を求めています。
飯南町教育委員会などによりますと、去年（２０２２年）６月、当時、町内の小学１年生の児童が、同級生からいじめを受けているなどとして、調査するよう保護者から申し入れがあったということです。
その後、教育委員会が設置した医師や弁護士らで作る会議が調査したところ、被害者と加害者の間での複数の行為が事実認定され、教育委員会は、いじめの重大事態に該当すると判断しました。
被害を受けた児童は、去年の２学期以降、登校できていないということで、教育委員会は、学校や児童の主治医、それに保護者と、問題の解決に向けて話し合いを進めています。
２２日、記者会見を開いた飯南町教育委員会の大谷哲也教育長は、「状況の改善にいたっておらず、心苦しく思っている。児童の気持ちによりそって対応していきたい」と話していました。
この問題を巡っては、児童の保護者が、２１日、県庁で会見を行い、「子どもは当時、チック症やじんましん、脱毛といった症状がでて、今もトラウマになっている。加害児童が普通に登校を続け、被害者が学校に通えず勉強ができていない状況はおかしい」などと改善を訴えていました。