📖 創作･携帯小説

声が聞きたい

ただ声が聞きたい

壊してしまったのは私

声が聞きたい


ただあなたの声が聞きたい


それ以上何も望まない

声が聞きたい

心の中でさよならを
裏切ったのは私

赦してくれたのはあなた

緑の頃にまた会いましょう

その言葉を信じた私は愚かだった

冬が終わりあなたを思う

春をあなたと見たかった

夏もあなたと見たかった

秋にもう一度会いたかった

でも叶わない

雲の通い路があったと思ったのは私の思い違い

逢坂の関はあなたのこころにあった

烏を想う雀には

空の遠さが切なくて
歌っても歌っても返って来ない恋の歌を
歌い続けるには疲れたみたい

雀は雀

烏にはなれない

あの翼が欲しかった
烏になれると信じた
烏になれると思えた
あなたが翼をくれたなら

あなたとならどこへでも飛べるって思えたのに

烏の魔法はまだ残ってる

幻想の烏だった私はまだ雀に戻れない

烏のままでいたかった

あなたが飛んできてくれるなら

あなたが恋の歌を聴きたいのなら

いくらでも歌ってあげる

あなたの好きな歌は私の好きな歌だから
意地っ張りな私

素直なあなた

あの人は好きじゃないかな

でも歌えるよ

あなたのために踊ってあげる

くるくる踊らされてあげる

踊るのは嫌いじゃないんだ

狡いあなたは人任せ
知ってる

そんなあなたを愛してる

あなたの全てが嫌じゃない

その狡さも

知っていたから

むしろその狡さを憎むとしたら大切な人に辛い思いをさせた事だ

私の大切な人に辛い思いをさせないで

それがあなたの悪いところ

でもそれすら理解できる

大切な人のつらさも
私は大切な人を傷つける人はほんとは好きじゃないんだよ

でもあなただから

あなただからラインを下げられる

私は愛した人には甘い

吹き閉じられた雲路を

あなたが望むなら私は空を越えてあなたに逢いに行く

私のすべてはあなたにあげる

私はあなたに何も求めない

そのままのあなたを世界で一番愛してる
どんな繋がりであったとしても

その繋がりは私にとってのサンクチュアリ

人工庭園

私はあなたと本当の庭を作りたい

花が咲き植物がなりそれを食べて飲む

微笑み合って安いコーヒーを飲んだっていい

あなたといると自然に笑えるんだ心の底から

楽しいときより悲しいときにそばにいたい

一人で気が狂いそうな夜に側にいたい

あなたの孤独な魂の側にいたい

わたしにできることをさせて欲しい

あなたの悲しみにうちひしがれる顔を少しでも和らげてあげたい

あなたをすべてものから守りたい

わたしが一番守りたいのはあなた

そのままのあなたがいれば私は何もいらない

なぜならあなたがすべてを与えてくれるから

それはお金では買えないもの

お金は自分で手に入れられる

あなたの感性はかえない

その美しさは買えない

あなたは無償でそれをわたしにくれる

気付かないで

あなたの美しい魂がほしい

宿題をくれたのはあなた

間違った答えを認めるのは悔しかった

でもあなただから素直に認められる

あなたの言葉の意味を追う

あなたはずっとわたしの謎であり続ける
だから一緒にいたい
似たもの同士だと思うのに

理解してると思うのに

たまに違う事を言う
視点の違いを与えてくれる

それは俯瞰

あなたは烏だ

わたしは雀

だから雀は烏に恋をする

昼間の月を一緒に見たいと鳴く

夜の月を朝焼けを緑の楓を海を見たいとそう願う

悲しい姿を遠くで見つめる雀には高いところで悲しんでいる烏の姿はよく見える
擦れ違い様見えたから

綺麗な黒い目が悲しみで曇っているのを
雀だって目はあるのだ

そんなに澄んだ瞳じゃないけれど

恋した瞳は見えないものも見えるの

私は烏だと信じて育った雀だから

雀と気付かず生きてきたから

烏丸に宿題をくれる人はいなかった

おまえは痛い

友人からのメッセージ

関知しないけど幸せつかむために精一杯頑張れ

そんな痛いおまえも好きだと

あなたに会えて良かった

私もあなたを愛してる

道は違っても愛は一生

だって同志だから

魂が呼び合った

ただそれだけの小さい奇跡

うさぎは鳴かない

犬は鳴く

元気なうさぎ

大人しいうさぎ

人も同じ

猫も同じなのかな

宇宙人ですら

あぁすべては愛でつながっていて

見ようとすれば世界は見えて

涙がこみ上げてきて
愛に溢れていると気づく

目に見えないのは濁った自分の目で

澄んだ瞳で見ることさえすればきちんと見えるのかな

宮沢賢治のなりたい人

きっと私のなりたい人と同じ

それでも天使に

人はなれないから

天使になれたらと願う

ミズキの花を贈ってくれるだけでいい

あなたと風になりたい


流れるビデオクリップの彼の目はあの人にとてもよく似ていた

魂の午前2時

トルーマン・カーポティーの言葉

ティファニーで朝食を

彼の言葉で読んでみたい

彼の好きな作家

トルーマン・カーポティ

彼はオードリー・ヘップバーンは好きなのだろうか

きっと好きな気がする

舐め合った傷は

過去

舐め合っている事に
気づいていたのかいないのか

お互いの空虚に

虚栄を上乗せし

虚勢を張った笑顔で
舐め合った青い傷

その存在を浮き彫りにするのは

恋なんかじゃなく正義

時を経て

たまに噂を聞く


傷は癒えたかい?


こっちも色々あったよ


でも気分は上々さ


新しいかさぶたができたんだよ

君の知らない間にね

自然治癒すると思うよ

快方に向かってる



君にぜひとも話したい面白い話があったんだ

もう鮮度も落ちたんで辞めにしておくよ

ちょっと懐かしかったからさ


君は今を生きる人だったのね

忘れてた


旅人が地に落ち着く様を見ていたかったんだ


大人になる君を見たかった


大丈夫みたいだ


傷は癒えたみたいだね

いつか
世界のどこかですれ違ったら


その時はやぁと声をかけるよ


お互い笑顔で手を合わせよう


暗い闇の中戦った同志


次は明るい空の下笑ってすれ違おう

あなたの墓を次は見に行こう


紫式部の庭を見に行こう


片埜の神は願いを聞き届けてはくれなかった

織り姫は彦星を求めたけれど


雨を愛する彦星は


逢瀬をない事を喜んだ


月に帰ろう


天の川を渡ることは

逢坂の関を越えることは


できなかった

さようなら愛しき日々

私は紫式部に戻ります

姫でいたかったのではなかった事を伝えさせてくれないまま

心を教えてくれないあなたは


本当に悪徳坊主


私はそんなつもりはなかった


あなたが誤解しただけ


それだけが私は悲しかった


あなたの才能を愛しただけだったのに


ほかの姫と同じにされたくはなかった


わかっていると言ったあなたは


何もわかってなかった

四季を愛するように
あなたを愛した

詩を詠えるあなたにひかれた

どうぞ最愛の姫をさがしてください

あなたの孤独を救える姫を

水仙にはならないで

仙人にもならないで

世を捨てるにはあなたは美しすぎるから

その瞳を悲しみではなく微笑みに


あなたにもその資格は十分にあるのだから


優しくって少しバカ

あなたを永遠に愛し続けます

ワーニング

ワーニング

コノツウロハ

ヘイササレマシタ

コノツウロハ

ヘイササレマシタ

ダッシュツヲシテクダサイ


コノツウロハヘイササレマシタ

(∩ﾟ∀ﾟ)∩age