行き交う言葉の線が
遠すぎて
近づこうとしても足元が
おぼつかない。
無理に無理しても
結局は辛くなるだけなんだね。
だから少し口を開けないで待つよ。
[ナチ]
辛いことが
よってたかって君を
追い詰めて
どうしようもなくて
泣くしかない
自分はただ手に熱がこもるだけで
憤るしかない。
[ナチ]
口数が減っていく
ただ上がっていく
余裕のない君の後ろ姿。
[ナチ]
笑い声がすきなのに
どうしてか耳を塞いで逃げ出した
聞きたくないんだ
歪んでくのは顔だけじゃない。
[ナチ]
遠く離れる
違う時間
上る日
沈む月
朝のけだるさ
黒いとばり
今思う事が同じならいいね。
[ナチ]
遠く離れるわけじゃないのに
踏み出す姿を横目に見ると
ひどく霞んでいるようで
不安でしかたない。
[ナチ]
なだれ込む音が
動きも止める。
はらはら落ちるのは
込めた想いか。
[ナチ]
小さな紙に意味を持たせるのは
それを信じる人がいるからで
疑うことをしないからだ
人にも意味をもたせるならきっと
同じ事だ。
[ナチ]
触れられるのが嫌で
囁きも苦しい
全てが最後の言葉のようだ。
[ナチ]
止まらない今日
過ぎる途中
体がだるい疲労感がなんだか心地いい
そうして明日も迎えこむんだ。
[ナチ]