📖 創作･携帯小説

>>297
　
　インザモーニング　午前４時の想い　を　

　聴くとアリータは泣いてばかり居た　

　もっと一緒に居たいよって何度言った事か　

　過去の記憶が完全に蘇っていた・・・・・

>>298
　
　　お互いに、いつも始発とかで帰るとか　

　　朝には　別れなきゃ駄目だった頃の事を　

　　想い出していた・・・・・

>>299
　
　彼は仕事で忙しくて　私も病院勤務に　
　なったら　逢える時間は　本当に　
　少なかった　　　

　どんどん距離が離れた　　
　　
　あの日はデートの約束してた　
　夜に逢えるって連絡したんだった

>>300
　
　彼の仕事場で休みの日は手伝いしたり
　懐かしい記憶ばかり　　

　自転車で二人乗りは楽しかった　
　　
　タクシーは駅に着いた　　
　気お付けてね　お嬢さん　　

　ありがとうございます　　アリータは月を　
　見ながら　こんなに嬉しい時は無いと　
　ずっと月を見ていた・・・・・　

>>301
　時代の流れで失われつつある物　
　職人がしてる仕事をロボットが　
　記憶して勝手にしちゃうんだから　

　あと経費削減でコストダウンして　
　素材も質も落して　　

　人間かやる仕事を取ってしまうんだから　
　いつ迄も　安泰なんか無かった　

　それが時代の流れだ　

>>302
　俺はロボットのデージングなんか出来ない　
　体の動きしか記憶出来ない　
　　
　人間にしか出来ない作業は　
　感性だ　　

　でも普通にできて当たり前の物を作る　
　不良は出せない　　

　メーカーでアウトを喰らったら　
　何時だろうと仕事に出掛けてた　

　一日１５時間勤務は当たり前だった　
　午前に仕事しに行って午前に帰るだけ　

　勿論独立してんだから残業代なんか無い　

　これがその頃の俺の生活だったな　

　雇われが　どんだけ楽か思ったりもした　

　不良が出たらすぐ様バイトしてくれる人を探した　
　当然赤字だ

>>303
　
　販売業や営業が天職だと思ったら　
　何でもできるんだよね　

　これが今　販売や接客業してみたら　
　それは無理だとも思う　

　あと今の製造業だと　恐らく　
　作業指示書通りのロボット作業でしょ　
　　
　職人技を出せるって建築とかも同じだ　
　体で覚えて　どれだけ臨機応変が出来て　
　段取り良く仕事をして　ナンボの世界だ　

　コレのが俺としては有ってる

>>304
　それでこの前迄考えてた仕事を　　　
　やろうと思ってたが　体が言う事を効かない　
　　
　脳がイカれてるみたい　病院送りだ　
　これが人生なんか　まったく酷い仕打ちだ

>>305
　
　どうせ一人だし　　
　重大な病気でも　延命治療は望まない　
　　
　朝目が覚めて　今日も生きてる　

　それだけだ　肺も痛いし

>>306
　
　職業病は怖い　多分　有機溶剤や　
　　騒音　　　振動　　科学繊維　　　
　劇物　　毒物　も　有る

　これの症状が出たら　保証なんか無く　
　結局　自分の体が壊れてしまうんだから　

　気力だけじゃどうにもならないだ

>>307
　
　俺の指なんか曲がってる　
　工具を何年同じのを使ってるから　
　
　指が真っ直ぐじゃ無い　
　これが形だけじゃ無く　　
　体の中から壊れてるのを　
　気が付かないで悪化してんだから

>>308
　人生の分岐点を何処かで間違ったのか　
　与えられた仕事しているだけで　
　会社が倒産したり　望んでもいないのに　

　職人から工場の社員させられたり　
　夜勤だ　出張　独立しろだの　
　　
　はいあなたは　明日から　
　外国人　３０人を管理して下さい　

　管理職なんて　できる訳も無い　
　結局何をやっても　オモチャにされる　

　あげく体は壊れた　サヨナラ状態　

　アホらしい人生だ　彼女とも会えず　
　

>>309
　管理職が好きな人はいいよ　
　言葉が通じないから　注意すりゃ　
　逆ギレされたり　総務に行きます　

　あ〜無理だ　ストレス２００％　
　そりゃ現実逃避したくなるよ　　
　　
　ロボットのが　お利口さん　
　

>>310
　
　現実逃避をした時は　
　これが凄い　仕事から帰ったら　
　速攻電車に乗り　東京　へ　
　新幹線に乗って行けるとこまで乗って　
　翌日に帰ってきたが
　その時は彼女は　学校だったし
　ブッチギリの逃避行だったのを思い出した
　帰って来たら　家に彼女が居て凄い怒ってる　
　この時のアリータに怒られた記憶は　
　ヤッパリ　凄かった　可愛く怒るから　
　許せる　携帯取り上げらたけど
　人は時として訳の解らない事をするのだ

>>311
　管理職放棄して無断欠勤５日したら　
　上司か来た　　
　
　俺は職人になりたいと　　
　だから退職します　って覚悟を決めた　

　退職しますと言ったら　

　今度は独立しなさい　？　

　これ普通無いわ

>>312
　
　結局　職人として独立できたから　
　人生は解らない　　

　何かを諦める覚悟を決めると　
　次の展開が待っている　

　今の覚悟は　病院に行く事だ　

>>313
　　病院に行って覚悟決めたら　

　　入院で手術しか無いか　

　　それは嫌だ　　もう現実逃避の旅に出る　　

　　今度は南方面にします

>>314
　アリータは駅の前で　携帯を握りしめて　
　待っている　ここは千葉だったのか　

　コンビニを探してるアリータ　　

　この携帯さえ電源入れば　

　コンビニでジュースと　おにぎりを買う　

　レシートを見て　驚いた　えっ？　

　２０２２年って　どうなってるの？　

　未来に来てるの？　夢を見てるの？

>>315
　
　アリータがコンビニに居る頃　

　ドクターが駅に到着していた　

　アリータの写真を見てる　見当たら無いな　

　とにかくここに居るか　でも　アリータは　
　サイボーグだな　ドアを吹き飛ばすんだから　
　手こずりそうだ　　　

　まさかパワーも覚醒してるのか　

　だとしたら話をして　様子を見て　
　争う事をしない方が無難だろう

>>316
　
　もう朝の日差しが出てきてる　　

　そこへアリータは　オニギリを食べながら　
　現れた　　

　車から写真を見ながら確認している　

　アリータに間違い無いな　　　

　でも逃げられたら困る　

　そうだ　サイバージーズ社にサイボーグを　
　
　派遣して貰おう　アクションタイプの　
　ハンターサイボーグを　　

>>317
　もっと早く気が付けば良かったな　
　しくじった　　ドクターは困った顔をしてる　

　アリータは旧型の初号機の試作品だ　

　ナビも付いて無い　逃げられたら　

　厄介だな　人間と変わらないし　　

　これは設計ミスだ　

>>318
　
　パソコンを見てる　ドクター　　

　試作品で中止　って　性格モード　変更出来ない　

　不良品か　？

>>319
ドクターは電話をした　

サイバージーズ社ですが　どういたしマシタ？
　
こちら医療用サイボーグ研究所ですが　
初号機の試作サイボーグが脱走したんです　
タイプワンＺが　　

タイプワンＺが脱走ですか　感情で動くタイプですね　
それは厄介ですね　場所はどちらに居るか分かりますか
　
千葉駅に始発待ちです　
　
電車に乗られたら手こずるでしょうね　
何処に向かうか分かりますね　

全然解らないです　

データー見たらGPS付ける前に試作中止ですか
アリータで登録で
先ず街中での暴走を回避する方法か必要ですね
１時間は掛かリますよ　

間に合わない、始発乗られて人混みになったら　
見つけづらくなる　
　　
サーモセンサー識別位なら、簡単ですよ人工知能搭載なら　女性サイボーグを派遣しましょう

>>320
アリータは始発に乗ろうしてる　
ちょっと　又　後で連絡します　ドクターも駅に向った

東京方面に乗ったアリータ　　
コンパクトディスクプレーヤーを取り出した　
音楽を聴いてる　　

>>321
　
　俺は現実逃避の旅の為に駅のホームに居る　
　宛も無く　電車に乗るのは２回目だな　

　南方面は何処までも長いだろう　
　もう北に行く気がしないんだ　　
　さて　どうするか　駅のホームで缶ビール　
　を買った　　

>>322
　
　咳をすると肺が痛い　　
　頭痛もする　　頭の中でギルギルうるさい耳鳴りの音

　しかも酒を呑むともっと痛くなるんだ　

　でもこれは今の中では一番の楽しみの１つ　
　缶ビールだけ　俺を満たす　　
　落ちぶれたもんだ　ボロボロで１人だ

>>323
　また薬を飲んでから酒を呑んじまったよ　

　いつもカロナールを大量に持ち歩いている　

　肺の痛みにも効くかと思って　

>>324
　
　現実逃避の逃避行は目的地も考えて無いから　
　　
　新幹線に乗れば高速でトンネルを通る度に夢の　

　世界へ連れて行ってくれる気がする

　高速で走る物のが俺としては気持ちの変化を　

　感じる　できるだけ遠くへ　遠くへ　

　若い頃　どっか行きたいって言われたら　

　良し行こう　夜中の鈍行列車に乗って　

　行き辺りバッタリの旅行に出たもんだ　

　大垣行きの夜行列車は何度か利用した　

>>325
　若い頃は何でもしてあげたのに　

　高校生の時に　どっか遠くへ行きたいって　

　言われたら　熱海からフェリー乗って　

　初島　　下田　　って巡って　

　これからどうするって　泊まって　

　偉い怒られた　もう相手の親にしこたま怒られた

　この気持ちって　忘れてしまったんだ　

>>326
　
　アリータはポケットから携帯をだした　

　これさえ電源が入れば彼に連絡できる　

　何処で乗り換えて良いのか分からず　

　記憶がごちゃごちゃになってる　

　常磐線だ　どうやって　行くの？　

　常磐線の何処の駅？　

>>327
　　思い出せるのは断片的の思いだけ　

　　イチゴ？赤羽？　関東鉄道？　

　　全然解らない　　茨城県だ！

>>328
　
　アリータの頭の中に　ごちゃごちゃな　
　記憶が　東京　池袋　新宿　恵比寿　
　原宿　渋谷　品川　　横浜　川崎　
　もう解らない　何とかしてよ　

>>328
　　
　もう携帯さえ何とかなれば　　
　誰かに聞いてみよう　それしか無い！　

　近くに居たのはドクターだった　

　アリータは何やら困ってるのか　？　
　記憶が完全じゃ無いのか　チャンスか
　そうか携帯だ　あれはもう古いし　
　充電されてないな　　

　アリータは　適当に直ぐに電車を降りた　

　売店か何か探そう　

>>330
　
　ドクターはアリータが　いきなり降りたから
　慌ててる　ヤバイ何だ　クソ　

　まったく見失うだろ　何処だ？　
　人が多くなってる　

　アリータは歩くのも速い　　
　アリータはコーヒーショップに入った　

　店員さんに聞こう　コンセントを借りる為に　
　すいません　　いらっしゃらませ　

　ブラック１つと　コンセントお願いします　

　ブラックと　コンセント？
　

>>331
　
　ドクターは見失った　ヤラレタ　

　とにかく探さないと　　

　アリータは店員に携帯を見せてる　

　充電したいんです　お願いします　

　店員さんは　すいません電源は　
　有りませよ　携帯ショップ行って下さい　

　もう　何よ　コーヒーをもらって　
　テーブルに座ってる　携帯ショップって　
　まだ開いて無いでしょ　

>>332
　携帯をテーブルに置いて
　コーヒーを飲んでる　茨城県なのか？　
　考えてる　充電するのに　

　隣に女の人が座ってるから　
　聞いてみよう　

　すいません携帯の事を教えて下さい　　
　これ充電したいんです　　
　　
　隣の若い女のコは　クスっと笑った　
　大きなガラケーを見せてる　アリータ

>>333
　
　ちょっと見せて下さい　　
　隣の女のコは　あ　これ古いから
　難しいかも　　コネクター合わないですよ　

　え〜　困ったな　何とかならないかな　
　カバンの中を探してる　

　もうこの本重いな〜　と辞典を出した　
　医療の辞典をテーブルに置いた　

>>334
　アリータは腕時計を見た　
　あ〜コレも止まってるんだ〜　
　今　何時ですか？　
　　　電池切れの赤い時計を見せてる　

　それも電池切れなんですか？　と笑ってる　

　この人大丈夫かな？　古い携帯出したり

>>335
　
　隣の女のコは分厚い辞典を見てる　

　医療関係の人なんだ？　と言ってる　

　この女のコは変わってるアリータを　
　少しづつ助けたいと思ってる　

　ん〜　何か手は無いかな　
　時間は　まだ早い時間だし　

>>336
　ネットカフェに行けば何とかなるかな　
　ならないか　コンビニも無理だし　
　コネクタが合わないもんね　

　ネットカフェ？　アリータはその言葉に　
　見に覚えが有る　彼氏と一緒に行ったのを　
　思い出した　

　そこに行くには　どうやって？　
　

>>337
　ネットカフェも知らないの？　
　　
　も〜この人　絶対変な人　　
　誰か変わってくれないかなと　
　周りを見渡す　　

　も〜逃げちゃおかなと　アリータを見てる　

　ん〜　
　ん〜　　二人が言葉合わせて言ってる

>>338
　
　ところで何処に行こうとしてるんですか？　

　アリータは　それが思い出せないけど　

　　　　　茨城県かな　って言った　アリータ　

　　茨城県　？　もう〜　絶対変な人だ〜

>>339
　
　隣の女のコ　茨城県の何処に行きたいの？　

　　　　アリータは　　茨城県です　


　　もういい加減にしてよ〜　通じ無いから〜　
　　　　とうとう切れちゃう　女のコ

>>340
　
　私そろそろ行かないと駄目なんです　
　仕事だからと逃げようしてる　
　
　じゃサヨナラと立ち上がるが　

　アリータは服を攫んでる　　

　ちょっと離して下さい〜　　
　もう〜　うわっ凄い力だ　〜

>>341
　
　服が切れちゃうから　離してよ〜
　　　
　周りは　何事かと見つめて

　もう恥ずかしいから　また座った　

　もう女のコも観念してる　
　これで私遅刻なんだからね　　

　誰かに連絡したらって無理か？　

>>342
　ひょっとして記憶喪失ですか？　

　アリータは　彼氏の顔しか思い出せないんです　

　えっ　そうなの　そりゃお手上げですよ　
　　
　身分証明書とか無いんですか？　　　　
　財布に何か入ってるでしょう？　

　財布の中から色々出てきた　
　　
　免許証があるじゃ無いですか？　
　それを見てる女の子　

　あれそれ　もう十年も前よ？　
　でも写真は同じ？　
　　
　も〜免許証も意味解らない〜　　

　次は何か無いの？　

　保険証を出すアリータ　　

　コレも１０前よ〜？　　

　宮城県の人なの？　　

　そうですと　アリータは　言った
　　

>>343
　
　アリータはCDプレーヤーも出した　
　いかにも古そうなプレーヤーだった　

　何を聴いてるんですか？　
　私も音楽はスキですよ　

　もう完全に諦めて話を変える女のコ　

　フタを空けて見せた　　
　CDソフトも３枚見せてる　　

　テイラー・スウィフト　ＲＥＤ
グエン・ステファニー　　
　宇多田ヒカル　　ウルトラブルー　

　全部古いですね　　
　この人　タイムスリップしてきたのかな？　

　今は　２０２２年ですよ！　　

　アリータは　この時の言葉に強く反応した　

　私は２０１１年　の宮城県に居たんです　！　

　だから　その後は覚えて無いんです　

　え〜　もうビックリし過ぎて　大声をあげた
　

>>344
　
　ヤッパリ　タイムスリップしてるでしょ　

　アリータは　大きな地震が来ました　って言った　　
　
　　　　　　　その後は大きな津波です　

　　　　　その後は分かりません　　

　　　　　　　泣き出した　アリータ　

　　　もう　周りは騒然としているて・・・　

　　　　　何だって　変な話してるな

>>345
　
　　アリータは眠くなりかけてた　

　　　高速充電だったから　


　　　　充電切れ寸前だ　　

　　　　アリータは　眠りかけている

>>346

　　そこへ　ドクターが疲れて　　

　　　コーヒーショップに入ってきた　　

　もう見つからない　アイス　ブラックで　

　　もう　アリータはテーブルに顔付けてる　

　　　女のコは　　もー　寝てるしー何よー　

　ドクターも眠そうに　近くに座った　　

　　　何処に行きやがった〜　　

　　そろそろ　援護のハンターサイボーグも　

　　来てるはずだ　　あ～疲れた